国境にそびえる荒れ果てた城 デヴィーン城【スロヴァキア情報】


ブラチスラヴァからバスで約30分、ドナウ川とモラヴァ川の2つが合流する丘には荒れ果てた城がそびえ立っています。
厳かな雰囲気のこの廃墟はデヴィーン城と呼ばれる、とっても長い歴史を持つお城です。

デヴィーン城が建てられたのは、なんと1世紀ローマ帝国時代
その後5世紀まで約400年間にわたって、ブラチスラヴァ城と並んでローマ帝国に重要な役割を果たしていました。
9世紀にはモラヴィア王国を周囲の国々の侵攻から守る要塞として活躍しました。

改築が重ねられ、城はますます巨大になっていきましたが、1809年ナポレオン率いるフランス軍によって攻め落とされ、城は破壊されました。
当時からそのまま、廃墟として荒れた姿をさらしています。

城のそばを流れるモラヴァ川は、ローマ帝国時代からたびたび領地の境と見なされ、現在もオーストリアとの国境になっています。
国境で国を守ってきたデヴィーン城の姿は、ヨーロッパの長い戦いの歴史を反映しているともいえるでしょう。
城は4~10月のみ公開されており、観光客にも人気のスポットとなっています。

【デヴィーン城 / Devinsky hrad】
住所:Muranska ulica, Bratislava 841 10, Slovakia
時間:10:00-17:00(4・10月)
火曜~金曜10:00-18:00、土曜・日曜11:00-19:00(5~9月)
料金:大人4€、学生・子供2€
定休日:月曜日、11~3月
公式HP:http://www.muzeum.bratislava.sk/(英語)

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