ユダヤ人を救ったシンドラーの工場【ポーランド情報】


オスカー・シンドラーを知っていますか?
彼はチェコ出身の実業家で、第二次大戦中、ドイツで起こったホロコースト(ユダヤ人絶滅計画)に対し、ポーランドのクラクフで、自身が経営していたホウロウ工場でユダヤ人を雇用し、ユダヤ人の従業員リストを作って彼らが絶滅収容所に送られないようにしました。彼は1200人以上のユダヤ人を彼の工場で雇うことによって命を救ったのです。
彼の活躍は後にスティーブン・スピルバーグ監督の映画『シンドラーのリスト』によって広く知られるようになりました。

2010年、このシンドラーの工場は内装工事を終え、「クラクフ歴史博物館」として公開されました。外観は当時の面影をとどめており、窓の一部にはシンドラーによって命を救われた人々の写真が飾られています。戦後60年以上が経過した今でも第二次世界大戦、ホロコーストの歴史を伝え続けています。
博物館では、1939年から1945年までのナチス占領下のクラクフの展示を見ることができます。
シンドラー関係だけでなく、占領下のクラクフの社会状況全般がわかる展示となっているため、当時のポーランドの状況がリアルに伝わってくる工夫が凝らされています。
映画「シンドラーのリスト」を見てから行くとさらに関心が深まるかもしれません。

所在地: Rynek Główny 35, 31-011 Kraków
時間:
火~日 10時00分~17時30分
※月曜日 定休日
最寄りのトラム乗り場は、ゲットー英雄広場がある場所です。ここから徒歩6分ほどの場所になります。






ヨーロッパ周遊旅行の専門店 ユーロエクスプレス
ユーロエクスプレス

  • ポーランド
  • クラクフ
  • オスカーシンドラー