今はのどかな景色が広がっていますが、1783年から1784年の8ヵ月にわたり、隣接するラキ火山とグリムスヴォトン火山が相次いで噴火し、およそ14km3もの玄武岩質溶岩と火山灰を含む有毒ガスが土壌を汚染しました。その悲惨さから当時は「炎の溶岩」という名に。この国家最大の悲劇で、アイスランドの家畜の約半数が死に、全人口の20%が亡くなりました。
散策するとまるで苔の迷宮に迷い込んだかのよう。苔はデリケートで一度破壊されてしまうと元になるまで長い年月がかかります。不必要に踏み荒らさないよう、優しく接してあげてください。