伝説のヨーロッパ・バイソン【ポーランド情報】


ヨーロッパバイソンという動物を知っていますか?
1万5千年以上前のアルタミラやラスコーの洞窟にも描かれているあの野牛です。かつてはヨーロッパのあちこちに生息していましたが、中世以降の乱獲が原因で1919年に生き残ったヨーロッパバイソンの数は世界中でわずか54頭となり、絶滅の危機にさらされるようになりました。

その純粋種を20年にわたって人工繁殖を試みた結果、1952年に最初の新生ジュブルをビャウォヴィエジャ国立公園に帰すことに成功しました。ビャウォヴィエジャ国立公園は、ポーランドとベラルーシの国境に広がる原生林の森で、ヨーロッパバイソンの故郷であるだけではなく、1000種を超える維管束植物、蘚苔類200種、地衣類300種、昆虫8500種、鳥類250種、哺乳類300種もの植物や動物が、太古から変わらぬ環境のこの地に生息しています。

現在ビャウォヴィエジャ国立公園は、全体のほぼ半分が特別保護区に指定されており、立ち入り制限があります。そのため、観光客は立ち入りが可能な定められたルート内での散策が可能になっています。公園内には自然森林博物館や希少動物の飼育センターもあり、そこでは放し飼いされているヨーロッパバイソンにも出会えます。

秋も深まる10月は「ポーランドの黄金の秋」と呼ばれる季節です。公園内の広葉樹の葉が黄金色一色に染まり、秋の陽を浴びながらキラキラと舞い落ちる様は圧巻です。

ビャウォヴィエジャ国立公園(BIAŁOWIESKI PARK NARODOWY)
住所:PARK PAŁACOWY 5, 17-230 BIAŁOWIEŻA
電話番号:(48 85) 681 23 06








ヨーロッパ周遊旅行の専門店 ユーロエクスプレス
ユーロエクスプレス

  • ポーランド
  • ヨーロッパ・バイソン
  • ビャウォヴィエジャ国立公園
  • ジュブル