ブルージュの無形文化遺産・聖血の行列(Heilig bloedprocessie)


ベルギー・ブルージュは中世の街並みをきれいに残し、美しい運河が町の中を通る、「北のベネチア」「ベルギーの水の都」とも呼ばれる町です。そこで毎年キリストの昇天祭の日に行われるキリスト教のイベントがあります。

それが「聖血の行列(Heilig bloedprocessie)」です。このイベントはブルージュにある聖血礼拝堂に納められているキリストの聖血が入った聖櫃を祝うものです。この聖櫃は12世紀第二十字軍の際に、フランドル伯爵がエルサレムからキリストの聖血を持ち帰り、聖血礼拝堂を建て、そこに納めたと言われています。



イベントではブルージュ市民が聖書のエピソードや歴史上の人物に仮装し、劇で再現しながら町を歩くパレードを行います。最後には実際に現在、聖血礼拝堂に納められている聖櫃をフランドル伯爵役が持って登場します。パレードの中ではキリスト誕生や最後の晩餐、フランドル伯の帰還など多くの聖書・歴史場面が再現されていて、それを知っていれば知っているほど楽しいこと間違いありません!

この「聖血の行列」は14世紀から続く歴史ある伝統行事で、ユネスコの無形文化遺産に登録されています

2019年の開催はキリスト昇天日の5月30日(木)の14時半からとなります。ベンチやスタンドは有料で準備され、パレードのルート上の道沿いでは無料で見れます。また道沿いのカフェやレストランのテラス席から見るのもお勧めです。しかし毎年数万人が訪れるイベントですので混雑・場所取りなどにはお気を付けください。

中世の趣が残る古都ブルージュで一年に一度の歴史的行事を体験する旅は格別なものとなるに違いありません!

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