味わい豊かなフランスワイン


 先日、フランスの2大生産地ボルドーとブルゴーニュのワインを比較してみました。ただ、フランスには他にも魅力的なワインの生産地が悩ましいほどにあります。そこで、数ある産地の中でも代表的なワイン産地をご紹介します!いつかフランスのワイナリーを訪れて、生産者の顔を思い浮かべながらワインを味わえる日がきたら素敵ですね。



 
☆アルザス(Alsace) …フランスの北東部

ドイツとの国境を接するアルザス地方は、大陸性の気候です。単一品種が主流で特に有名なのが、リースリング、ピノグリ、シルヴァネールとなっています。お隣のドイツは甘口が主流なのに対して、アルザスは全体的に辛口でまろやかな白ワインが特徴なので、辛口の白ワインがお好きな方には、アルザスのワイナリー巡りがお勧めです。


 
☆コート・デユ・ローヌ(Côte du Rhone)…フランス南東部


フランスでもっとも多様なワイン産地です。コート・デュ・ローヌの北部と南部でワインの個性が分かれます。北ローヌでは、シラーという単一品種での赤ワイン、南ローヌでは、多くの品種をブレンドする作り方が多いのも特徴です。有名なブレス鶏のお伴にコート・デュ・ローヌのワインはいかがでしょうか。


 
☆ラングドックルーシャン(Languedoc &  Roussillon)…フランス南部


ニームからカルカッソンヌまでの地中海沿岸の地方で地中海性気候の温暖な地域です。フランスのぶどう敷地面積の4割、生産量の3分の1を占めます。古くは「水代わり」のテーブルワインが主流でしたが、近年「カリフォルニアワイン」の技術を導入し、その革新の風に世界が注目しています。今では「格下」とは決して侮れず、個性的でコストパフォーマンスの良いワインが豊富な魅力あふれる地域です。
 

☆プロヴァンス(Provence)…フランス南東部

マルセイユからニース一帯に広がる地域です。市場規模が大きく拡大しているロゼワインの世界の生産量の約8割をプロヴァンス地方が占めています。ふくよかな果実味のロゼワインが特徴です。ロゼワインの人気を支えるプロヴァンスのワインとマルセイユのブイヤベースはいかがですか?

 
☆シャンパーニュ(Champagne)…フランス北部

発泡性のお酒をついシャンパンと呼んでしまいがちですが、シャンパンと名乗っていいのは、このシャンパーニュ地方の特定地域で作られたものだけだそうです。それ以外は「スパークリングワイン」と呼びます。特にこのシャンパーニュ地方のシャルドネの白ぶどうはシャンパンに繊細さと優雅な味わいを与えています。

 
☆ロワール(Loire)…フランス北西部

ロワール地域に広がり、気候は全体的に冷涼です。ぶどうはやや酸味が強めで白ワインの生産量が全体的に多めです。単一のブドウ品種にこだわる生産者が多いですが、ブルゴーニュよりも栽培品種が多いことが特徴です。辛口の白ワインのミュスカデやサンセール、ロゼワインのアンジューが有名です。




フランスワインの豊かな味わいの向こう側にブドウ畑があり、作り手がいます。是非その向こう側を見にいらっしゃいませんか。
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