ギリシャのオリーブ


ギリシャは、オリーブオイル生産量世界第3位を誇ります。その上、オリーブオイルの全体量に対する最高品質、エクストラ・ヴァージン・オリーブオイルの比率に関して言えば、ギリシャが1位です。また、オリーブオイルの消費量もギリシャが世界1。品質の高いギリシャのオリーブについて、見ていきましょう!


カラマタオリーブの木

テーブルオリーブ(オリーブを塩漬けにしたりオイル漬けにした食用のもの)は黒、緑、紫色と色とりどり千差万別、形や大きさも様々です。

ギリシャのオリーブで最も有名なのがペロポネソス半島のカラマタオリーブです。カラマタは大粒のアーモンド型の黒オリーブで、肉厚で味わいが濃く、ジューシー。種離れが良いのも特徴といえます。一粒ずつのおつまみとしてもサラダに入れても美味しく、オリーブの実はもちろんのこと、カラマタで作るオリーブオイルは品質が高いことで有名です。


カラマタの黒オリーブ

また、グリーンオリーブなら、ギリシャ北部のハルキディキ産がポピュラーです。中型~大型の品種で酸味は強いですが、肉厚でしっかりとした濃厚な味わいです。グリーンオリーブは少し苦味がありますが、クセのある味わいがお好みの方にはハマります!


ハルキディキ(Chalkidiki)産のグリーンオリーブ


アンフィサオリーブはギリシャ中央部でとれる褐色がかった紫色のオリーブです。フルーティーな風味で塩漬けされて提供されることが多いです。


アンフィサオリーブ

では、オリーブオイルに用いられる品種はどんなものがあるのでしょう。

ギリシャ全土の60%を占めるオリーブがコロネイキ種というオリーブオイルの主力品です。この品種は特に品質がよく、酸化安定性に優れ、オレイン酸やポリフェノールの含有量が高い、つまり健康に良いのです。明るく濃い緑色でフルーティーでありながらほろ苦い味わい。オイル品質はとても高いですが果実は小さめです。


コロネイキ(Koroneiki)種

ギリシャ神話では海の神ポセイドンと知の女神アテネが対立し、どちらが利用価値の高いものを発明したか、で決着をつけることになりました。戦いの駿馬を湧き出させたポセイドンに対して、オリーブの樹を作り出し豊かな実をつけさせたアテネが勝利者となったのです。

戦いのための馬よりも人類に恵をもたらした食べ物が認められた!さすがギリシャ神話、とってもいい話です。女神アテネのために神殿ができ庭にはオリーブの樹が植えられたことはアテネの街の起源にもなっています。



これ程素晴らしい神の恵みですが、日本でのギリシャのオリーブオイルの輸入料は全体に対して、1~2%ととてもマイナーです。これ程良質のよいものを生産しているのに日本ではなかなか手に入らない…ともなればやはり現地に行ってギリシャの郷土料理と共に味わいたいですね。抗酸化作用の高いオリーブオイル、美容や健康にも期待大です!

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