北ドイツにあるハンブルクは、ヨーロッパ最大の港町⚓1189年に開港し、13世紀にハンザ同盟に加盟してからは、その中心都市として発展してきました。ネオ・ルネッサンス様式の宮殿のような市庁舎や、赤レンガが水に映る世界最大の倉庫街はとても美しく、絵になります♪ 港町だけあって、ドイツでは珍しい魚料理も楽しめますよ🐠

毎年5月には「ハンブルク開港祭/Hafengeburtstag」が開催されます。海上には300隻以上の帆船が大集合。帆船パレードや豪快な花火で盛り上がります。陸上でも約2キロにわたる屋台やステージが建ち並び、移動式遊園地やライブなど、とにかく盛り沢山のプログラムです。ドイツエクスプレスでは、ハンブルク開港祭に合わせたツアーもご用意しています⛵

ドイツの首都「ベルリン」ドイツに来たならば一度は訪れたい街の一つではないでしょうか。新旧が混在するベルリンは、“常に進化する街”と形容されます。

約30年間にもわたり、東西を分断したベルリンの壁、統一ドイツの象徴ブランデンブルク門、多種多様な時代の文化が学べる美術館、博物館等など、見どころがたくさんあります。数日間滞在し、ゆっくりと観光するのもおすすめです。ドイツが辿ってきた歴史を是非、肌で感じて下さい。

夜はクラシック・コンサートを鑑賞してみてはいかがでしょうか？世界最高峰の管弦楽団ベルリン・フィルハーモニーだけでなく、シャルロッテンブルク城やベルリン大聖堂でも気軽なコンサートが開かれていて、市民や観光客が楽しんでいます。ご希望でしたら、お客様の日程に合わせて、お調べし手配いたします。

ベルリンから南へ列車で40分。美しい湖が点在し森に囲まれたポツダム。この地にプロイセン王フリードリヒ2世が1747年に建立したロココ様式の華麗なサンスーシ宮殿と広大な庭園があります。

庭園内には、中国茶館やシャルロッテンホーフ宮殿、オランジェリー、新宮殿など、美しい宮殿が建立しています。是非、ゆっくり見てください。また、1キロほど北東へ歩くとプロイセン王家最後の皇帝ヴィルヘルムが家族と住んた木組みのツェツェーリエンホーフ宮殿があります。1945年ポツダム会議が行われた場として、会談が開かれた部屋は当時のまま保存されています。

ポツダムは18世紀、街の拡張工事にオランダ人職人を必要としました。彼らへの計らいで作られたオランダ地区は、赤レンガの家が建ち並び、その中にレストランやカフェ、ショップがあるおすすめの場所です。

お天気のいい日に、ベルリンからの日帰りの旅にいかがですか？

かつてのザクセン王国の首都ドレスデン。バロック様式の壮麗な宮殿や教会、貴族の館が建ち並んでいた街は第2次世界大戦の空襲で一夜にして破壊されました。しかし、1985年にはゼンパーオペラが再建、2005年には聖母教会も完成し流麗な街が再びよみがえりました。

ドレスデンのバロック建築群は17世紀末に即位したアウグスト強王によって造られました。ツヴィンガー宮殿やゼンパーオペラ（ドレスデン州立歌劇場）はバロック建築の傑作です。ツヴィンガー宮殿内ではサロンコンサートが、ゼンパーオペラではオペラやバレエが上演されています。ご旅行に合わせて、コンサート情報をお調べいたします。

ツヴィンガー宮殿内にあるアルテ・マイスター絵画館。ここに飾られているラファエロの「システィーナのマドンナ」は今も昔も傑作中の傑作として、見るものを虜にしてきました。留学中の森鴎外も鑑賞したことを自身の日記に記しています。また、アウグスト強王は、有田焼に魅せられ、マイセンでヨーロッパ発の陶磁器を生産させました。同じく宮殿内の陶磁器コレクションには、17，18世紀の中国や日本の陶磁器を始め、マイセンの陶磁器の名品が数々展示されています。今でも工房があるマイセンへはドレスデンから列車で30分。工房内にはマイセンの食器でお料理がいただけるレストランもございます。ドレスデンに宿泊して日帰り旅行をされてみてはいかがでしょうか？

また、ドレスデンのクリスマスマーケットは世界で最古のマーケット（1434年から）といわれています。世界一大きいクリスマスピラミッドが町全体を輝かせます。クリスマスには欠かせないドイツのお菓子「シュトレン」やバウムクーヘンの街でもあります。

歴史に彩られた芸術の古都へ是非訪問してみてください。

ドレスデンから列車で30分。1709年ヨーロッパ初の白磁器を誕生させたマイセンでは、現在も高級磁器が工房で生産しています。

マイセン誕生には、次の話があります。時は17世紀後半、ヨーロッパは大航海時代の終盤。東洋から運ばれた磁器を王侯貴族が愛でていました。中でも中国の景徳鎮、日本の伊万里焼は絶賛されました。そんな白磁の魅力に取り付かれた1人がドレスデンに居を構えるアウグスト2世（アウグスト強王1670-1733）。子供の数は350人以上！彼が目をつけたのは齢19歳の錬金術師ベトカー。ザクセン公国は鉱山資源に恵まれていたので、ベトカーは様々な鉱物の粉と陶土を合わせて焼く実験を繰り返します。そして1709年、5年の歳月をかけてカオリン粘土7～9(現在は65%)に雪花石膏(長石と石英)1を調合し1400度の高温で焼くという白磁の製造を解明！ヨーロッパ初の磁器が誕生しました。しかし、製造の秘密が漏れるのを恐れた王はべトカーをドレスデンから25キロ離れたマイセンのアルブレヒト城に幽閉。ベトカーは城内の工房で更に研究し、品質を高めますが、軟禁の身で心身に不調をきたし37歳で亡くなってしまいます。

その後、マイセンにはウイーンから来たヘロルトによってシノワズリの文様や西洋的風景をモチーフとした絢爛かつ精密な絵付けが始まり、飛躍的に進歩。各国の王侯貴族から大量の注文が舞い込み、柿右衛門に次ぐ高価な磁器になったそうです。アウグスト強王は晩年、建物を可能な限り磁器で仕上げ、回廊には磁器製の鳥や動物を並べるという日本宮殿計画を建てました。この計画は1733年王の死後消えましたが、磁器の彫刻家ケンドラーの研鑽により、現在のマイセン磁器を代表する磁器人形（フィギュリン）の数々が誕生したそうです。

マイセン磁器工房には、博物館、ショップ、アウトレット、マイセン磁器でサービスされるレストランなど併設施設も充実しています。また、マイセンはヨーロッパ北限のワインの産地です。毎年9月末にワイン祭りが行われていますよ。

ドイツエクスプレスでは、ドレスデンからのオプショナルツアーをご用意しています。お車の手配も行っております。

中世から商業の街として発展し、1409年にドイツで3番目に古い大学が創立されています。ゲーテやニーチェ、森鴎外も学びました。

ライプツィヒといえば、バッハゆかりの音楽の町♪ バッハ（1685-1750）は30年近くにわたり、トーマス教会で音楽監督（カントール）を務め、合唱団を指導しながら数々の傑作『ヨハネ受難曲』や『マタイ受難曲』を生み出しました。現在、トーマス教会〈少年）合唱団によるモテットが毎週金曜18時からと土曜15時から行われています。予約不要、寄付金2€で気軽に当時の雰囲気を感じることができますので、ご旅行に合わせて是非訪問してください。毎年6月に開催されるバッハ音楽祭には、世界中からバッハファンが集まります。

ライプツィッヒは、歴史に埋もれていたバッハの『マタイ受難曲』を復活させたメンデルスゾーン(1809～1847)も活躍した街。市内には家族で暮らした上品な住居がメンデルスゾーンハウスとして公開されています。館内の音楽サロンでは日曜日にコンサートも開催。その他、シューマンがピアニストとして名を馳せていたクララに出会い、幸せな新婚生活を送った住居はシューマンハウスとして公開されています。

また、18世紀に商人が立ち上げたゲヴァントハウス管弦楽団は、その後メンデルスゾーン、ニキシュ、フルトヴェングラー、マズア、ブロムシュテット、シャイーといった錚々たる音楽家がカペルマイスター（総監督）となり、世界的なオーケストラへと導かれました。

音楽鑑賞や街歩きに疲れたら、バッハゆかりのカフェ「カンドラー」や、シューマン、リスト、ワーグナーも常連だったドイツ最古の「カフェ・バウム」で甘いお菓子と共にティータイムはいかがでしょうか。お食事は、ゲーテ行きつけのレストラン「アウアーバッハス・ケラー」で、「ファウスト」の壁画を見ながら、お楽しみください。

古典主義の都「ワイマール」は、緑豊かな静かな古都です。
ドイツを代表する作家・詩人ゲーテは、若干18歳のワイマールのカール・アウグスト公に招かれ、26歳でワイマールに移住。以来の82歳で亡くなるまで、生涯の大半をワイマールで過ごしました。ワイマールは当時、カール・アウグスト公の母アンナ・アマーリア皇太后の元、小規模ながら文化都市になる過程にありました。

ゲーテ以外にもシラー、ヘルダー、ヴィーラント、ニーチェ、フュルンベルク、リスト、バッハ、コルネリウス、グロピウス、ファイニンガー、クレー、イッテンなど、数えきれないほど多くの偉人のゆかりの町です。

また、ワイマールは、近代デザインのバウハウス学校の発祥地でもあります。バウハウスは造形大学として、20世紀の芸術および建築の思想や作業において、世界規模の革命を引き起こしました。

ドイツの文学や芸術・建築に興味のある方には、是非一度訪れていただきたい町です。今もなお、色褪せることのない芸術に触れてみてください。