マッターホルンで有名なツェルマット、アイガーの頂きユングフラウヨッホ、モンブランは「アルプス三大名峰」と呼ばれています。

●マッタ―ホルン・・・ピラミッド方の三角錐の形が特徴的で、スイスのシンボルとして愛される標高4478mの山。スイスに来たなら、外せない名峰です。リッフェル湖に映る「逆さマッターホルン」は美しく忘れられない景色です。
●ユングフラウ・・・ヨーロッパ・アジア最長の氷河と4000ｍ級の山々を擁するユングフラウ地方。ヨーロッパ最高地点（標高3,454m）の鉄道駅ユングフラウヨッホからスフィンクス展望台に登れば、そこは一面の銀世界。そこから見渡す約24kmにわたって広がるアレッチ氷河は世界遺産に登録されています。
●モンブラン・・・フランスとイタリアの国境に位置する、ヨーロッパアルプスの最高峰モンブラン。モンブランとは、フランス語で「白い山」。その名のとおり、山頂付近は万年雪に厚く覆われ、その白く輝く雄大な姿は人々をを魅了します。モンブラン観光の拠点となる麓の街シャモニーはフランスですが、ジュネーブからのアクセスが便利です。

１．氷河急行（グレッシャー・エクスプレス）：ツェルマット～サンモリッツ
最高地点2033mのオーバーアルプ峠を越え、7つの谷、291の橋、91のトンネルを抜けて走る約8時間の鉄道の旅。”世界一遅い特急”とも呼ばれる列車に乗って、雄大な名峰、美しい森、のどかな牧草地、山間の渓流など、四季折々の風景をのんびりと車窓から楽しみます。
２．ベルニナ急行：クール～ティラーノ（イタリア）
クール/ダボス～サンモリッツ間を走るアルブラ線、サンモリッツ～イタリア領ティラーノ間を走るベルニナ線は、その景観の美しさが世界遺産にも登録されています。氷河からヤシの木が並ぶ湖まで、北から南へと国境を越えて走ります。
３．ゴールデンパスライン：ルツェルン～モントルー
１つのルートに３つの鉄道が乗り入れ、２つの言語圏、３つの峠、８つの湖を走り抜けます。スイスの澄んだ水を湛える湖、ぶどう畑が風に揺れるのどかな丘陵地帯、エレガントなモントルーなど、スイスの魅力がつまったルートです。
４．ゴッダルトパノラマエクスプレス：ルガーノ～ルツェルン
景観列車と湖船を乗り継ぐルートです。歴史ある峠越えのゴッタルト線を走り、最後は幻想的な景色が感動のルツェルン湖クルーズで締めくくります。

スイスの玄関口チューリッヒ。日本からも直行便が運航しています。他都市とのアクセスもよく、旅の拠点としても理想的。
中世の建物が立ち並ぶ歴史ある町ですが、さすが、スイス最大の都市。モダンなホテルやレストラン、最新のクラブが続々とオープンする流行の発信地でもあります。

大きく湾曲するアーレー川に囲まれたベルンの町。
アルプスから注ぐ水は美しい緑色で、アーレー川沿いをのんびり歩いていくと、夏には泳いでいる人を見かけることも度々あります。「ベルン」の街は今から千年前に要塞都市として作られ、石造りの建物が多い街並みは、永世中立国スイスであるからこそ、中世の姿がそのまま残されています。
旧市街を歩くと、赤いカラフルな柱とその上に英雄や伝説上の人の像がいるものが立っているのに気がつきます。これはその昔、町人や馬の喉を潤す泉（Brunnen）で貴重な井戸として利用されていたそうです。
大聖堂の上から町を見下ろすと、旧市街の美しい赤茶色の屋根が続き、町全体が世界遺産に登録される由縁が分かるでしょう。

アイガー北壁とヴィッターホルン、2つの氷河が迫りくるアルプスの村、グリンデルワルト。ユングフラウ地方を観光する拠点として絶大な人気を誇っています。また、「高貴な白」を意味する高山の名花・エーデルワイスはグリンデルワルト周辺に多く生息しており、その野生の姿に出会える貴重なスポットです。
村の中心から発着するロープウェイで結ぶフィルスト展望台、ヨーロッパで最高地点の鉄道駅ユングフラウヨッホなど、スイスを代表する絶景ポイントに足を運ぶ拠点となります。

名峰マッタ―ホルンの麓の町ツェルマット。氷河急行の発着点としても知られています。環境に配慮したガソリン車乗り入れ禁止のリゾートは、静かな環境と清らかな空気が保たれる、まさに自然の美しさを感じる場所です。
夏は四季折々の多彩なコースでのハイキング、冬は白銀の世界でのスキーやスノーボードを楽しむために、多くの観光客が訪れます。
ロープウェイや登山鉄道でゴルナーグラートやロートホルン、スネガ、クライン・マッターホルン展望台に登れば、名峰や氷河が連なる絶景に感動すること間違いなしです。