バーデン・バーデンはドイツ南西部、フランスのアルザス地方にほど近くファンタスティック街道沿いにあります。優雅な雰囲気の高級温泉保養地で、かつては多くの王侯貴族や音楽家がこの街を訪れました。ブラームスは特にこの街を気に入り、毎年夏を過ごし多くの音楽家と親交を深めました。ローマのカラカラ帝も訪れた「カラカラ浴場」、ルネサンス風の豪華な「フリードリヒス浴場」、「クアハウスとカジノ」「ブラームスハウス」など観光地としても見所満載です。

写真：© 2022 Baden-Baden Kur & Tourismus GmbH

「イースター（ドイツ語ではOstern オスターン：復活祭）」は、キリスト教においてはクリスマスと並ぶ重要な祭日で、イエス・キリストの復活を祝うお祭りです。復活祭の日は、「春分の日の後の、最初の満月から数えて最初の日曜日」とされ、毎年3月後半～4月と暦により変動します。

2025年のイースターは4月20日（日）で、ドイツではその前の金曜日（Karfreitag）から次の月曜日（Ostermontag）、4月18日（金）～4月21日（月）までがイースター休暇で4連休となります。

民家の窓にもイースターの装飾がされ、春らしいとても華やかで明るい雰囲気に包まれます。生命・復活の象徴である「卵」と多産であることから豊穣を象徴する「ウサギ」は、イースターのシンボル。街は卵やウサギなどをモチーフとしたイースターグッズで溢れ、イースター限定チョコレートを始めとするスイーツや可愛い装飾品や工芸品がお店に並びます。この時期ならではのお土産を見つけるのも楽しいですね。

写真©Berlin Philharmonie official website

2025年4月『イースター音楽祭』

★『イースター音楽祭』プログラム（弊社ツアーのみ記載）

演奏：ベルリンフィルハーモニー管弦楽団
場所：バーデン・バーデン祝祭劇場にて

【公演日程＆演目】

🌟ジャコモ・プッチーニ『蝶々夫人』

4月20日（日）18時～

指揮：キリル・ペトレンコ
演奏：ベルリンフィル管弦楽団

新演出：ダヴィデ・リヴァーモア
蝶々夫人：エレオノーラ・ブラット


🌟ルートヴィヒ・ヴァン・ベートーヴェン『交響曲第９番（通称：合唱付き）』

4月21日（月）11時～

指揮：キリル・ペトレンコ
演奏：ベルリンフィル管弦楽団


※演目は2024年2月時点のものですので、演目・出演者は変更になる可能性もあります。

洗練された建物が並ぶバーデン・バーデン。ホテル・デア・クライネ・プリンツも元は1890年建立の瀟洒な館。約100年後に、この建物をオーナーが買取り、ホテルとして開業しました。オーナー夫人が星の王子さまの大ファンで、収集していた水彩画のコレクションの一部を客室や廊下に飾りました。天蓋付きベットに暖炉のあるラウンジなど、ホテル中がロマンチックな雰囲気で満たされています。午後のハイ・ティーは宿泊のお客様には無料で振舞われます。ディナーも評判のホテルです。


写真：© Hotel Der Kleine Prinz official website