ヘルマン・ヘッセのゆかりの地を訪ねて<ドイツ・スイス>🌟現地8日間

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このツアーのポイント

ヘッセの足跡を辿る旅へ

「土と植物を相手にする仕事は、瞑想するのと同じように、魂を解放させてくれるのです」Hermann Hesse著「庭仕事の愉しみ」 Volker Michels編 岡田朝雄訳 草思社

庭仕事を好んだヘッセが晩年に語った言葉です。少年時代から壮年にいたるまで内面の危機を幾度も乗り越え、自分と向き合い、ノーベル賞作家にまでなったヘッセ。ドイツ南西部の厳格な宣教師の家に生まれ、人生の丁度後半42歳からスイスのイタリア語圏、光り輝くルガーノ近郊のモンタニョーラ村で85歳で亡くなるまで過ごしました。
ヘッセを探す旅に出かけませんか?ご自身で鉄道で移動するプランですが、最近のドイツの鉄道は遅延が多いので、心配な個所(マウルブロン修道院、テュービンゲン、カルフ)は要所要所に送迎車を付けました。
ヘッセが修行したテュービンゲンのヘッケンハウアー書店や、モンタニョーラのヘッセ博物館など、ご希望の場所で日本語ガイドも手配できますので、お知らせください。

※曜日は各施設の開館日を考えた推奨曜日となります。

Photo top Montagnola-Church-of-SantAbbondio©Switzerland Tourism Migration myPublish
Blumen Photo©André Meier Switzerland Tourism

シュトゥットガルトから故郷カルフと修道院、テュービンゲンへ

初日は、フランクフルト空港から安心の現地アシスタント付き送迎車でフランクフルトのホテルへお送りします。翌日はシュトゥットガルトに移動して、マウルブロン修道院へ。シュトゥットガルトから送迎車でお送りします。翌日土曜日は故郷カルフと修業時代の大学町テュービンゲンを送迎車で訪問。カルフのヘッセ博物館(修繕中なので代理のもの)は土日のみ開館。テュービンゲンのヘッケンハウアー書店の敷地内にあるヘッセ・キャビネットも火水土のみ開館。このことから土曜日にこの2つの町の訪問をお勧めします。

バーゼルではヘッセ一家の過ごした館に宿泊

シュトゥットガルトの後はバーゼルに移動。1881年4歳~8歳まで父が伝道会の教師として呼ばれたことから、一家はスイスのバーゼルで暮らしました。テュービンゲンで書店員として修行した後に、ヘッセが初めて働き始めた町もバーゼルでした。一家で暮らした伝道会の建物(ミッションハウス)は2001年から素敵なホテルになっています。バーゼルではこちらのホテルに宿泊します。*ご希望で、他のホテルも手配可能です。
街の中央に雄大なライン川が流れる文化都市バーゼル。ヘッセが何時間も過ごしたというバーゼル大聖堂や名画の宝庫バーゼル美術館など、ご自由にお過ごしください。

ルガーノへ行く途中でベルン下車観光

バーゼルの後は一路アルプスを越えてルガーノへ。その途中でベルンで下車観光します。ヘッセは新婚時代を過ごしたボーデン湖畔のガイエンホーフェン村からベルン郊外に居を移します。(現在、私有地のため見られません)こちらでは1912年から1919年に家族で住みましたが、妻の発病、第1次大戦のヘッセの反戦活動に対する同胞ドイツ人からの非難、そして自身の精神不安など困難もありました。
ベルンは、大きく蛇行した翡翠色のアーレ川に囲まれる世界遺産の旧市街を持つ首都です。旧市街外れの高台にあるバラ公園からの眺めは大変美しくおすすめです。

人生後半の地モンタニョーラへ

精神的な困難を立て直すため、ベルンの家族から離れて、1人ヘッセはスイスのイタリア語圏最大の町ルガーノからバスで15分程のモンタニョーラ村(Montagnola)に居を構えます。モンタニョーラには、1919年42歳から1962年で85歳で亡くなるまでの43年もの間暮らしました。モンタニョーラには、ヘッセが最初に住んだアパートメント(カーサ・カムッチ)の続きにヘッセ博物館がございます。また、ヘッセが好んで歩いた道や場所がヘッセの道として案内されています。
ルガーノは、イタリア国境に近い美しい湖畔の町です。お洒落なカフェやレストランの並ぶ旧市街や優雅な湖岸を散策ください。
※モデルツアーでは、モンタニョーラへの訪問はヘッセお気に入りのグロット(ワインレストラン)が火曜定休ですので、水曜としております。

お客様のご希望でアレンジ可能です

お客様のご希望で変更可能です。こちらのツアーには、新婚時代のボーデン湖畔のガイエンホーフェン(アクセスに時間がかかるのです)やヘッセが夏の避暑によく訪れたサンモリッツ近郊のシルスマリアなど、入っておりません。また、チューリッヒやルツェルンへも頻繁に訪れていましたが、こちらのツアーでは行きません。お客様のご希望の訪問地や日程、おおまかなご予算をお伝えください。オリジナルのプランをお創り致します。
Photo©Museo Hermann Hesse Montagnola


旅程表 ヘルマン・ヘッセのゆかりの地を訪ねて<ドイツ・スイス>🌟現地8日間
1日目
(木曜日)
フランクフルト空港着

日本語アシスタントがネームプレートを持って空港の到着出口付近(Arrival Hall)でお迎えし、送迎車にてホテルへお送りいたします。


ホテルチェックインのお手伝いをさせていただきます。ドイツ滞在中のご不安な点やご質問等ございましたら、アシスタントにお尋ね下さい。


フランクフルト滞在(フリー)​​​​​​​​​​​​​​
お時間がございましたら、市内散策へお出かけください。

ホテルチェックイン

※フランクフルト空港到着時間によりましては、到着後そのままシュトゥットガルトまで鉄道移動も可能です。
フランクフルト 泊
2日目

(金曜日)


ホテルにて朝食後、チェックアウト


鉄道にてシュトゥットガルトへ(各自)

*鉄道所要時間:約1時間20分 / 直通

【お客様のご希望の時間にて座席指定をお取りします】


到着後、ホテルに荷物を預けます。


送迎車のドライバーがご宿泊ホテルへお迎えに参ります。送迎車にてマウルブロン修道院へ向かいます。

*送迎車走行距離:約50km、所要時間:約1時間


マウルブロン修道院見学(約90分)

3月~10月 9:30~17:30(入場16:45まで)

11月~2月 10:00~16:30(入場15:45まで)


入場料10€、音声ガイド付き入場料13€

日本語の音声ガイドがございます。


1891年14歳でマウルブロン修道院の神学生となったヘッセは、わずか半年で厳格な生活に馴染めず、脱走、退学となります。マウルブロン修道院は、中世はシトー会の修道院でしたが、宗教改革後はプロテスタントの神学校に。修道院としてドイツで最もよい状態で残されていて、ロマネスクから後期ゴシックまでの建築様式の推移も楽しめます。粉引き小屋やパン屋、旅館など修道院附属の建築群も昔のままに保存。美しい中庭を囲む回廊や、噴水などご覧ください。



観光後、お好きな時間に公共交通機関でシュトゥットガルトへ戻ります。(各自)


シュトゥットガルト滞在(フリー)

ドイツ南西部バーデン=ヴュルテンベルク州の州都。街の中心に芝生の宮殿広場がある自然豊かな都市です。ポルシェやメルセデス博物館も人気です。


シュトゥットガルト 泊
3日目

(土曜日)


ホテルにて朝食


鉄道にてテュービンゲンへ(各自) 

*鉄道所要時間:約1時間 / 直通​​​​​​​


ュービンゲン
ヘッセは老舗のヘッケンハウアー書店(Buchhandlung Heckenhauer  Antiquariat)にて、18歳から21歳の3年間書店見習いとして修業しました。精神的危機を乗り越え、文学に専念し始めることができた記念的な場所です。見習い期間の終わりに、初の本「ロマン的な歌(Romantiesche Lieder)」を出版しました。
テュービンゲンは多くの偉人を輩出した大学町。美しい旧市街や、ネッカー河畔、大学町らしく活気がありカフェやレストランなど多くあり、散策しやすい町です。

ヘッケンハウアー書店(Buchhandlung Heckenhauer  Antiquariat)
https://heckenhauer.de/ 

​​​​​​​200 年前に出版社兼古書店として設立。ゾンネヴァルト家が 4 世代にわたる家族経営。書店の敷地内にはヘッセ・キャビネット(Das Hesse Kabinett)があり、ヘッセに関する本などを展示しています。

ヘッセ・キャビネット(Das Hesse Kabinett)
開館:11時~17時(火・水・土曜日)入場無料

ヘッケンハウアー書店住所:Holzmarkt 5, 72070 Tübingen開館:11時~17時(火・金・土曜日) 


テュービンゲン観光後、ドライバーと待ち合わせ。送迎車にてカルフへお送りします。

*送迎車走行距離:約45km、所要時間:約1時間



カルフ 

1877年に宣教師の父と同じく宣教師の家庭でインド生まれの母のもとに誕生。どちらもプロテスタントの敬虔主義を基盤とした厳格な家庭でした。早熟で頑固な子供だったといいます。マルクト広場に面して、ヘッセ生誕の家が建っています。現在、個人所有のため中には入れません。


※ヘッセ博物館は2026年まで改修工事中。フィッシャー宮殿及び、皮なめし工場博物館にヘッセ展示があります。

https://www.calw.de/attraktionen/hermann-hesse-museum-8392494ab1


◇フィッシャー宮殿(Palais Vischer)

住所:Bischofstraße 48, 75365 Calw
開館:14時~17時(4月~10月の土・日曜日のみ)

特別展:美術館の建物の2階では、「荒野の狼と画家の友人:グンター・ベーマーが描くヘルマン・ヘッセ」展が開催


◇皮なめし工場博物館 Gerbereimuseum (Vorderhaus)

住所:Badstraße 7/1, 75365 Calw

開館:14時30分~17時(木・金・土・日曜日)

皮なめしの職業は、ヘッセの幼少期と青年期に他に影響を与えました。博物館の正面の建物では、原稿や写真などの多数の展示物を使って、カルフで過ごした幼少時代が紹介されています。



観光後、お好きな時間に鉄道にてシュトゥットガルトへ戻ります。(各自)
*鉄道所要時間:約2時間 / 1回乗り換え


シュトゥットガルト 泊
4日目

(日曜日)


ホテルにて朝食後、チェックアウト


鉄道にて国境を越え、スイスのバーゼルへ(各自)
*鉄道所要時間:約3時間 / 直通あり

【お客様のご希望の時間にて座席指定をお取りします】

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バーゼル
ヘッセ4~8歳までの幼少期は、父がバーゼル伝道会の教師として勤めたバーゼルで過ごします。一家で過ごしたバーゼル伝道会の建物(ミッションハウス)は一部がホテルになっています。

テュービンゲンでの見習いを終えた後、1899年22歳で再びバーゼルに来て、書店で働きながら執筆に勤めます。この地で文学や芸術を語らう仲間を得て、1904年ペーター・カーメンチントで大成功を収めました。ヘッセ27才、写真家で9歳年上のマリアと結婚。書店員を辞め、作家として生きていく決心をします。バーゼルは中央にはライン川が北に向って流れ、大聖堂(ミュンスター)の下から昔ながらの渡し舟が両岸を行き来しています。ヘッセも何度も訪れたというバーゼル大聖堂やバーゼル美術館を訪問してみてはいかがでしょうか?

ホテルチェックイン​​​​​​​​​​​​​​​​​​​​​
バーゼル 泊
5日目

(月曜日)

ホテルにて朝食後、チェックアウト


鉄道にてベルンへ(各自)
*鉄道所要時間:約1時間15分 / 直通

荷物は、駅のロッカーまたは手荷物預け所に預けて、ベルン観光にお出かけください。

ベルン
ヘッセは、8年住んだボーデン湖畔のガイエンホーフェン村からベルン郊外に転居。ここでは1912年から1919年に家族で住みました。妻の発病、第1次大戦の反戦活動に対するドイツ人からの非難、そして自身の精神不安など困難もありました。ベルンは大きく蛇行した翡翠色のアーレ川に囲まれる旧市街が大変美しい町です。旧市街外れの高台にあるバラ公園からの眺めはおすすめです。

ベルン観光後、鉄道にてルガーノへ(各自)
*鉄道所要時間:約3時間45分 / 1回乗り換え

ルガーノ​​​​​​​​​​​​​​​​​​​​​ヘッセは1919年42歳から1962年で85歳で亡くなるまで43年もの間、ルガーノからバスで15分のモンタニョーラ村(Montagnola)に居を構えます。ルガーノはスイスのイタリア語圏最大の都市。カフェやレストラン、ショップが並ぶ旧市街やエレガントな雰囲気の湖岸を散策してください。

ホテルチェックイン
ルガーノ 泊
6日目

(火曜日)

ホテルにて朝食


ルガーノ滞在(フリー)

​​​​​​​
​​​​​​​ルガーノ湖クルーズ船で、モルコーテやガンドリアなど湖畔の雰囲気ある小さな町を訪れてみてはいかがですか?ご希望でしたら、お知らせください。ご出発前にアクセス方法などお知らせいたします。


モルコーテ

昔から漁村として栄え、ルガーノ湖の真珠と呼ばれています。小さな店やレストランが並ぶアーケードや狭い小道、貴族の館など、随所にノスタルジックな雰囲気が漂います。


ガンドリア

ルガーノ湖内のイタリア国境に位置し、ブレ山の麓の斜面にある小さな港町。絵画のように美しい風景といわれています。車も入れない小さな村は、狭い坂と石畳の路地や階段が続くロマンチックな雰囲気です。

ルガーノ 泊
7日目

(水曜日)


ホテルにて朝食


ルガーノ滞在(フリー) 

*モンタニョーラのヘッセゆかりの地を訪問*

バスでモンタニョーラへ
*バス所要時間:約15分

ヘルマン・ヘッセ博物館

Museum Hermann Hesse Montagnola

住所:Ra Cürta 2, 6926Montagnola

4月~10月 10時30分~17時30分(毎日)

11月~3月 10時30分~17時30分(土・日曜日のみ)


常設展示では、ヘッセのモンタニョーラでの40年が甦ります。多くの写真、書籍、水彩画を通して、プライベートのヘッセを感じることができます。また、毎週 2 ヶ国語(伊語、独語)での朗読会(10~6月第1日曜16時~、7月8月毎週日曜16時から)などや特別展などが開催され、世界中からの訪問者にとって活気のある出会いの場となっています。館内ガイド(有料 約1時間 英語あり)


ボッカドーロ文学カフェ(Caffe Letterario Boccadoro)

博物館のすぐ前に、ヘッセの書籍を置くカフェがございます。カプチーノとケーキが評判です。

毎日: 8時~17時30分 2025年5月現在、臨時休業中


カーサ・カムッチ(Casa Camuzzi)
 ヘッセ博物館はヘッセが1919年から1931年に4部屋間借りカーサ・カムッチ(アパートメント)内ににあるトーレ・カムッチ(カムッチ塔)にございます。(現在、カーサ・カムッチは個人所有)。心身の不調でモンタニョーラにたどり着いたヘッセはルガーノ湖を見下ろす美しいこの家で癒され、生涯の伴侶と巡り合うことになります。1923年マリア夫人と離婚。1931年ヘッセのファンだったドイツ系ユダヤ人で大変教養のあるニノンさんと結婚して、カーサロッサへ転居します。


ヘッセの歩道

モンタニョーラには、ヘッセがよく歩いた道を「ヘッセの歩道 Hermann Hess footpath」と呼び、ヘッセゆかりの11か所が案内されています。ゆっくり散策してみてはいかがでしょうか?ヘッセ博物館では、ガイドと共に歩くガイドウォーク(45分または120分 英語あり 有料予約制)を行っています。ヘッセが眠るサン・アボンディオ教会墓地、ヘッセがよく絵を描いた場所、ヘッセが通ったグロット(洞窟内でワインや生ハムなどを貯蔵するワインレストラン)や終の棲家カーサ・ロッサ(現在個人所有で中には入れません)を巡ります。


カーサ・ロッサ

1931年から1962年の晩年ニノン夫人と住んだ家。現在、個人所有。

サン・アボンディオ教会(Chiesa Parrocchiale di Sant'Abbondio)
教会から道を挟んで墓地があります。1877年7月2日~1962年8月9日。葬儀は8月11日ここで行われました。



GROTTO CAVICC

ヘッセお気に入りのグロット(ワインレストラン)は火曜定休です。木漏れ日の中でランチしてみてはいかがですか?

公式HP:https://grottocavicc.ch/en/home

住所:Via ai Canvetti 19a 
6926 Montagnola (Collina d'Oro)

ヘッセ博物館から1.2キロ、徒歩約20分。

サン・アボンディオ教会から650m、徒歩約10分。

営業時間
木~月 11:30~14:30 / 17:30~22:30、火定休、水 17:30~22:30


お好きな時間にバスでルガーノへお戻り下さい。

ルガーノ 泊
8日目
(木曜日)
ホテルにて朝食後、チェックアウト

鉄道にてミラノ・マルペンサ空港
*鉄道所要時間:約1時間30分 / 直通あり

【お客様のご希望の時間にて座席指定をお取りします】​​​​​​​

​​​​​​​
空港チェックイン(各自)
ミラノ・マルペンサ空港よりご帰国
機内 泊


参考旅行代金(お一人様あたり航空券代を除く料金です)

シーズン 1名でご旅行 2名でご旅行 3名でご旅行 4名でご旅行
通常 お問い合わせ ¥400,000JPY¥450,000JPY お問い合わせ お問い合わせ







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