西の海へ セイシェル(セーシェル)を訪れて


西の海へ
この春は 2 回の島巡りに行きました。フィリピンのセブ島とインド洋の島国セイシェルです。

二回目の西の海はセイシェルでした。最初モルディブかセイシェルかを考える時、この二つの国はそれぞれアジアとアフリカに属していことに気が付かなく、モーリシャスと併せてインド洋に浮かぶ三つの真珠と呼ばれるとしかイメージありませんでした。
実際、長い植民地の歴史を持つという共通点があるものの、これらの国はかなり異なっています。
特に文化の面においては、移民の由来により、違う宗教が持ち込まれていることは特徴となっています。モルディブではイスラム教、モーリシャスではヒンドゥ教、セイシェルではキリスト教が一般的に信仰されているものです。
それに、セイシェルはイギリスから独立したのですが、昔フランス領だったため、フランス文化の影響が深く、英語でも通じますが、人々はフランス語で挨拶することが多いようです。
実際フランスからの観光客も多く、料理もフランス風のものがよく見られ、ユーロのほうも使いやすくなっています。
太平洋に浮かぶフランス領のタヒチと似ている雰囲気があります。アジア系は新婚旅行者が少し居る程度で、一人旅の観光者が極めて少ない状況です。
 
ラディーグの海岸沿い 天然盆栽の中で散歩しよう
セイシェルビーチの美しさは海と白砂だけでなく、地形にもよるものです。特にラディーグという小さい島の海岸では、花崗岩が不思議な偶然で積み重なった天然のオブジェが数キロにわたって続き、「天然盆栽」とも呼ばれています。

プララン島はメインビーチにあるヴラッジュペッシュに滞在しました。今回は時間的余裕がありましたし、宿の部屋はビーチに面しているので、毎日朝散歩、夕方泳ぎ、疲れるとハンモックでひと休み・・・まさしく癒しの時間でした。


ビーチに面しているホテル ホテル前の砂浜と海
 

世界遺産・ヴァレドメ国立公園の入口 ココデメールというヤシの雌株の種

同じココデメールというヤシの雄株 摘み取られた実
セイシェルの第二島プララン島には、ユニークな世界自然遺産があります。ヴァレドメ国立公園です。世界でここにしか自生していない不思議な巨人ヤシ=ココデメール(Coco de Mer)の森が繁ており、その雌株と雄株の実はそれぞれ女性のお尻と男性の性器の形をしているため、ここに関する美しい伝説がたくさんあり、「エデンの園」と讃えられているところでもあります。



セイシェル首都ヴィクトリア
飛行機から見たドバイタワー(Burj Khalifa)
日本からセイシェルへは直行便がなく、ドバイかシンガポールで乗り換える必要があります。ここ数年結構ドバイ空港を利用しており、便利なところだと思いますし、今回は特に接続に半日時間ができたので、再びドバイ市内観光をすることにしました。前回は3 年前でしたが、その後金融危機等の影響があったにもかかわらず、世界一背の高いドバイタワーや、世界一面積の広いドバイモール等がオープンされ、モノレールも開通されましたから、半日なんかあっという間でした。
何度通っても航空機からのドバイ上空は砂っぽくて視野不良でした。来る度にこの環境の厳しい地に作られている奇跡に不思議な感じをします。ドバイタワーの展望台(124 階にあり、最高の160 階より大分低い)に登り、遠くまで展望せずに足元のドバイ・ファウンテン(噴水ショー)を見ると、まるで別の世界のように思えてくるものです。
前回ドバイ観光の後に、確か5 年か10 年後に再びこの地を訪ねたいと書きました。それよりも早く今回の機会が得ました。それなら、もう一度「5 年か10 年後に再びこの地を訪ねたい」と書きましょう。
 
ドバイの地下鉄(Metro)                                                                        タワーからドバイ・ファウンテン(噴水ショー)

この春に日本は未曾有の災難に見舞われました。この災難は既に、そしていまでも人々の生活を変えています。しかし西日本に住む住民の一人として、正常に生活をして消費することはもっとも必要な行動だと考えています。そして、自分の場合はやがて短期支援のために東北に訪ねる機会が来ると信じています。次回のレポートにそちらの情報も載せたいと考えているところです。


K.S





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