★2025年4月12日～5月4日開催★　チケットは現地時間12月5日（木）に販売開始です

数あるプログラムの中から、日本人でワイマール在住のドイツ・バロック音楽学者（園田順子さん）が魅力あるコンサートを厳選！テューリンゲン州各地でバッハの人生を辿りながら本場のバッハ音楽を聴く体験は格別なものになること間違いなしです。

2025年のイースターは4月18日（金）～21日（月）。キリストの復活を祝うイースターはクリスマスと並ぶ重要な祭日で、ドイツは春らしい華やかで明るい雰囲気に包まれます。この時期ならではの可愛いスイーツや工芸品などのおみやげ探しも旅の楽しみですね。

写真：©Thomas Müller Weimar GmbH

「イースター（ドイツ語ではOstern オスターン：復活祭）」は、キリスト教においてはクリスマスと並ぶ重要な祭日で、イエス・キリストの復活を祝うお祭りです。復活祭の日は、「春分の日の後の、最初の満月から数えて最初の日曜日」とされ、毎年3月後半～4月と暦により変動します。

2025年のイースターは4月20日（日）で、ドイツではその前々日の金曜日（Karfreitag）から次の月曜日（Ostermontag）、4月18日（金）～4月21日（月）までがイースター休暇で4連休となります。

民家の窓にもイースターの装飾がされ、春らしいとても華やかで明るい雰囲気に包まれます。生命・復活の象徴である「たまご」と多産であることから豊穣を象徴する「うさぎ」は、イースターのシンボル。街はたまごやうさぎなどをモチーフとしたイースターグッズで溢れ、イースター限定チョコレートを始めとするスイーツや可愛い装飾品や工芸品がお店に並びます。この時期ならではのお土産を見つけるのも楽しいですね。

注）チケットは現地時間12月5日（木）に販売開始となりました。

「バッハ週間」の全公演が記載されております公式サイトはこちらをご覧くださいませ。


🌟テーマⅠ：J.S.バッハの宗教声楽曲を別角度から深める（ややアカデミックでコアなバッハファン向け）

➀　4月12日（土）『オープニングコンサート』（V8）
　　19時～ゴータ（Margarethenkirche）にて
　　チケット料金：€45 / €30 / €15

＊出演＊
Collegium Vocale 1704（コレギウム・ヴォカーレ 1704）、Collegium 1704（コレギウム 1704）、ヴァーツラフ・ルクス（指揮）

＊演目＊
Johann Sebastian Bach＋Johann Christoph Bach

＊詳細＊
ヒンリヒス氏主催による音楽祭の初お披露目オープニングは、J. S. バッハとバッハファミリーJohann Christoph Bachの死をテーマにしたモテット及びカンタータ。終わりがあるからこそ、新たな出会いや始まり、そして希望がそこにはあるというメッセージが込められています。プラハのアンサンブル「Collegium（Vokale） 1704」 フランス一流音楽雑誌ディアパソン ドール賞や『グラモフォン』誌によるCD・オブ・ザ・イヤー受賞したハイクオリティーの古楽アンサンブルです。

②　4月13日（日）『朝食＆ピアノ演奏』（V12）
　　10時～エアフルト（Kontor）にて　
　　チケット料金：€25

＊出演＊
ダニエル・ハイデ（ピアノ）
※主にリート伴奏者として、ドイツグラモフォンで数々のCDを出しているワイマール出身の国際的に評価されているピアニストです。

＊詳細＊　
朝食付きです。「Kontor」では朝食後も様々な公演をお楽しみいただけます。


③　4月13日（日）『ヴォーチェス・スアーヴェス＆リ・インコーニティ』（V16）
　　19時30分～ワイマール（Stadtkriche St.Peter und Paul）にて
　　チケット料金：€45 / €25

＊出演＊
Voces Suaves & Gli Incogniti（ヴォーチェス・スアーヴェス＆リ・インコーニティ）

＊演目＊
Dietrich Buxtehude（ブクステフーデ）

＊詳細＊
古楽界ヴァイオリニストの第一線で活躍するアマンディーヌ・ベイエ率いるリ・インコーニティ登場！若きバッハが敬愛していたブクスデフーデの名作《メンブラ・イェーズ・ノストリ（我らがイエスの御体）》＆器楽曲からバッハの軌跡をたどります。

④　4月15日（火）『バッハの受難オラトリオ』（V18）
　　19時30分～シュマルカルデン（Stadtkirche St. Georg）にて
　　チケット料金：€45 / €30 / €15

＊出演＊
Il Gardellino＆Alexander Grychtolik

＊詳細＊
チェンバロ奏者、指揮者、バッハ研究家のアレクサンダー・グリヒトリクが、ベルギーの古楽エキスパート、イル・ガルデリーノと共演した話題作。1725年にバッハが計画したと思われる幻の受難オラトリオを復元再演します。


🌟テーマⅡ：一度はライブで聴いてみたい！バッハやヴィヴァルディの名曲を今話題のアーティストの演奏で

⑤　4月17日（木）『バッハのピアノ作品』（V20）
　　19時～グライツ（Unteres Schloss）にて

＊出演＊
ダニエル・ハイデ（ピアノ）
※主にリート伴奏者として、ドイツグラモフォンで数々のCDを出しているワイマール出身の国際的に評価されているピアニストです。


⑥　4月18日（金）イースターの聖金曜日『ヨハネ受難曲』（V24）
　　15時～アルンシュタット（Bachkirche）にて
　　チケット料金：€60 / €40 / €15

＊出演＊
Gli Angeli Genève（リ・アンジェリ・ジュネーヴ）

＊演目＊
Bach：Johannes-Passion BWV 245（ヨハネ受難曲）

＊詳細＊
リ・アンジェリ・ジュネーヴ:2019年にバッハのマタイ受難曲でICMAベストバロック・ヴォカール・レコーディング・イヤー受賞など. バス歌手のステファン・マクラウドStephan MacLeod率いる、古楽界のトップアーティストらを集めたスイスの古楽アンサンブル。その確かな実力から評価が年々高まってきています。

⑦　4月19日（土）イースターの聖土曜日　『復活祭カンタータ』（V28）
　　21時～アイゼナハ（Georgenkirche）にて
　　チケット料金：€45 / €30 / €15

＊出演＊
Gli Angeli Genève（リ・アンジェリ・ジュネーヴ）

＊演目＊
Johann Sebastian Bach：Osterkantaten（復活祭カンタータ）

＊詳細＊
年々注目度高まるリ・アンジェリ・ジュネーヴのバッハシリーズ第2弾。死から生へ。バッハの様々な表情を示す3つの復活祭カンタータにフォーカス。

⑧　4月20日（日）イースター（復活祭）の日曜日　『バッハのピアノ作品』（V34）
　　17時～ワイマール（Alte Notenbank）にて

＊出演＊
ダニエル・ハイデ（ピアノ）
※主にリート伴奏者として、ドイツグラモフォンで数々のCDを出しているワイマール出身の国際的に評価されているピアニストです。


⑨　4月20日（日）イースター（復活祭）の日曜日　『（ノルウェー風）ヴィヴァルディの四季』（V35）
　　19時～エアフルト（Zentralheize）にて
　　チケット料金：€40 / €25

＊出演＊
Ragnhild Hemsing＆Barokkanerne（ラグンヒル・ヘムシング）

＊演目＊
Antonio Vivaldi（ヴィヴァルディ）„Die vier Jahreszeiten“, op. 8《四季》

＊詳細＊
ヴァイオリニストとしての欧州での地位はさることながら、ノルウェーの17世紀の民族楽器ハルダンゲル・フィドルを使った名演が、BERLIN CLASSICSからリリースされて話題のラグンヒル・ヘムシング。オスロ―発祥ノルウェーを代表する古楽アンサンブル Barokkanerneと共に、ヴィヴァルディの名曲《四季》をノルウェー風にトランスフォーメーション！ハルダンゲル・フィドルには4本の基本弦に加えて、それと共鳴する役割としての共鳴弦5本が備わっていることで、特殊な響きをもたらします。名曲がどのように変わるのか、こうご期待！

⑩　4月21日（月）イースター（復活祭）の月曜日　『Two4Piano』（V37）
　　15時～ワイマール（Musikgymnasium Belvedere）にて
　　チケット料金： €35 / €25

＊出演＊
Two4Piano

＊演目＊
Bach, Brahms & Reger

＊詳細＊
バッハ、ブラームス＆レーガーをアレンジ。「Two4Piano」は20世紀の伝説のピアノデュオ「ヴィトヤ＆ヴィクター・バビン」の没後50年を機に結成。カナダ、ロシア、ベルギーのコンペティションで受賞。Opus Klassikにノミネートされるなど、今、勢いに乗っている魅力的なデュオです。


🌟テーマⅢ：古楽好きを幸せに♡歴史を旅するードイツ農民戦争から500年記念の特別企画！

♫　4月24日～27日は、アルンシュタット・バッハ音楽祭が開催。一部の公演は、テューリンゲン州「バッハ週間」と共同で開催されます。アルンシュタットでもたくさんのイベントが開催されます。


⑪　4月25日（金）『オルガンコンサート』（V41）
　　12時～アルンシュタット（Bachkirche）にて
　　無料：演奏会後にお気持ちでご寄付をお願いいたします。

＊詳細＊
ヨルグ・レディンは、バッハの職を引き継ぐ、アルンシュタットのオルガニスト。レディンは見識者たちの評価が高いオルガニストです。

⑫　4月25日（金）『教会カンタータ集』（V44）
　　19時30分～アルンシュタット（Bachkirche）にて
　　チケット料金：€45 / €30 / €15

＊詳細＊
「Bach Werk Vocal」はザルツブルク発、バッハの声楽作品を専門に演奏する団体として2015年に設立。古楽アンサンブルとしての評価が着実に高まりつつあるアンサンブルです。　

⑬　4月26日（金）『バッハのチェロ作品』（V46）
　　11時～ドルンハイム（Traukirche St. Bartholomäus）にて
　　チケット料金：€25

＊出演＊
マリオ・ブルネロ（チェロ）国際的に活躍するチェリストの演奏をお楽しみください。


⑭（おすすめ！）4月26日（金）『カペラ・デ・ラ・トーレ』（V49）
　　19時～ミュールハウゼン（Divi-Blasii-Kirche）にて
　　チケット料金：€45 / €30 / €15
　　
＊出演＊
Capella de la Torre（カペラ・デ・ラ・トーレ）

＊詳細＊
革の余波から始まったドイツ農民戦争から500周年記念企画。美しい古都の町並みが残るミュールハウゼンで16世紀にタイムトリップ。農民戦争時代の音楽、ハインリヒ・イザーク、ルートヴィヒ・ゼンフル、ヨハン・ヴァルター、ミヒャエル・プレトリウスなどカペラ・デ・ラ・トーレは2005年にミュンヘンのショーム奏者カタリーナ・ボイムルが結成したドイツ・ルネサンス楽器のエキスパート。これまでに34枚のCD録音があり、国内外で高い評価を受けています。昨今ではCD「Monteverdi Memories」がオーパス・クラシック受賞。


⑮　4月27日（日）『新オランダアカデミー』（V54）
　　15時～ゴータ（Margarethenkirche）にて
　　チケット料金：€45 / €30 / €15

＊出演＊
New Dutch Academy（新オランダ・アカデミー）

＊詳細＊
ハイドンやモーツァルトが活躍した時代に、ドイツ中部に生まれオランダで活躍した音楽家といえば!?そんな音楽家たち、ヴィルヘルム・ゴットリープ・ハウフ、ヨハン・アウグスト・ユスト、クリスティアン・エルンスト・グラーフらに光を当てる知的好奇心くすぐるプログラム。サイモン・マーフィー率いる新オランダ・アカデミーが軽やかで優美な風をお届けします。


⑯　4月27日（日）『ヴィヴァルディ&バッハのコンチェルト』（V56）
　　19時30分～アルンシュタット（Bachkirche）にて
　　チケット料金：€45 / €30 / €15

＊出演＊
Musica Alchemica（ムジカ・アルケミカ）

＊演目＊
ヴィヴァルディ&バッハのコンチェルト

＊詳細＊
ちょうど300年前の1725年に出版されたヴィヴァルディの《四季》をユニークで一風変わった響きに仕立てたCDが話題のリナ・トゥール・ボネと彼女がリーダーを務めるムジカ・アルケミカ。ヴィヴァルディとヴィヴァルディにインスピレーションを受けたバッハの作品が今、生き生きと蘇ります。


🌟テーマⅣ：音楽祭ラストの数日間ー豪華なアーティストたちのオンパレード～上質なバッハ+αで忘れがたき旅に

⑰　4月30日（水）『ゴルトベルク変奏曲』（V58）
　　19時30分～アイゼナハのヴァルトブルク城にて
　　チケット料金：€35 / €25 / €15

＊出演＊
Staemmler Trio（シュテムラートリオ）

＊演目＊
ゴルトベルク変奏曲（弦楽三重奏）

＊詳細＊
Staemmler Trio（シュテムラートリオ） ミュンヘンの国際ARDコンクールで第一位&聴衆賞を受賞して以来、世界中の主要なホール、音楽祭に招聘されている「アルミーダ四重奏団」のメンバーにより構成されたトリオ。名曲バッハの《ゴルトベルク変奏曲》を弦楽用にアレンジした作品を、世界遺産のヴァルトブルク城でお聴きいただけます。

⑱　5月2日（金）『バッハ＆メンデルスゾーン』（V62）

　　19時～マイニンゲン（Staatstheater Meiningen）にて
　　チケット料金：€45 / €35 / €25 / €15

＊出演＊
Kammerorchester Basel（バーゼル室内管弦楽団）

＊演目＊
バッハ&メンデルスゾーン

＊詳細＊
スイスの名門バーゼル室内管弦楽団と極上のアーティスト、ヴィルデ・フラング
（ヴァイオリン）& ジュリア・ドイル（ソプラノ）の饗宴。19世紀に、現在のベルリンフィルに匹敵する管弦楽団があったブラームスの活躍の地マイニンゲンから、メンデルスゾーン版のバッハのマタイ受難曲などをお届け。

⑲　5月3日（土）『バッハスペシャル』（V64）
　　15時～アイゼナハ（Georgenkirche）にて
　　チケット料金：€45 / €30 / €15

＊出演＊
Les Musiciens de Saint-Julien（レ・ミュジシャン・ド・サン=ジュリアン）

＊演目＊
バッハ・スペシャル

＊詳細＊
バッハ・シーンで今、最もアツい歌手の一人Hana Blažíková（ハナ・ブラシコヴァ）。民族音楽、バロック音楽を名人芸で行き来する破壊的な存在感を持ったレ・ミュジシャン・ド・サン=ジュリアン主催者François Lazarevitch（フランソワ・ラザレヴィチ）。一度はライブで体験してみたい！本当におすすめのコンサートのひとつです。

⑳　5月4日（日）『フランスのバッハ』（V66）
　　15時～オーアドルフ（Schloss Ehrenstein）にて
　　チケット料金：€25

＊出演＊
フランソワ・ラザレヴィチ（笛吹の達人）の演奏をお楽しみください。

㉑　5月4日（日）『クロージングコンサート』（V67）
　　19時30分～エアフルト大聖堂（Dom St.Marien）にて
　　チケット料金：€45 / €30 / €15

＊出演＊
ORA シンガーズ、Suzi Digby（スージー・ディグビー）指揮

＊演目＊
アレグリのミゼレレ、ジェイムズ・マクミラン他

＊詳細＊
記念すべきTBW音楽祭2025年のクロージングは、合唱界の巨匠スージー・ディグビー率いるORAシンガーズによるルネサンスから現代を網羅する合唱曲の祭典。ORAシンガーズは合唱音楽の名曲から現代作曲家の委託作品を演奏するプロの合唱団体。2018年にはオーパス・クラシックのベスト・アンサンブル・オブ・ザ・イヤー受賞。

注）出演者、およびプログラムの内容につきましては急遽変更となる場合がございます。あらかじめご了承ください。

写真©Bachhaus Eisenach official HP Ulrich Kneise

1685年にアイゼナハで生まれたヨハン・セバスチャン・バッハ。10歳で両親を失うも、早い時期から音楽家としての才能を発揮し、後に「バロック音楽」を集大成し、「音楽の父」と称されるほどになりました。バッハの生まれた街からライプツィヒにあるトーマス教会のカントール（音楽監督）に就任し、1750年に亡くなるまでの軌跡を辿るツアープランをご用意しました！

エアフルト…バッハ家代々の音楽家たち所縁の地。バッハの両親が結婚式を挙げた街でもあります。

アイゼナハ…バッハが生まれてから10歳まで暮らした街。10歳の時に、両親を亡くします。

オーアドルフ...両親を失ったバッハは、オーアドルフでオルガニストをしていたヨハン・クリストフ・バッハに引き取られ、10歳～15歳までをこの地で過ごします。

アルンシュタット...バッハが18歳から22歳までを過ごし、新教会（現バッハ教会）でオルガン奏者としてはじめて職を得ました。

ミュールハウゼン...アルンシュタットのオルガン奏者だったバッハは22歳の時にミュールハウゼンから好待遇で迎えられ、聖ブラジウス教会のオルガニストに就任します。ここでカンタータの創作を開始します。

ドルンハイム...バッハが結婚式を挙げた聖バルトロメオ教会があります。

ワイマール...ミュールハウゼンの仕事を辞職したのち、ワイマールにて宮廷礼拝堂のオルガニストとして腕を磨きます。バッハがワイマール領主ヴィルヘルム・エルンスト候に仕えていた時の「赤い城」と呼ばれる宮殿にはバッハの胸像があります。

ケーテン...バッハは32歳でワイマールからケーテンに移り住み、宮廷楽長を務めました。30代のほとんどをこの地で過ごし、生涯をこの街で過ごすことを考えたほど充実した生活を送りました。妻マリアを亡くし、アンナと再婚したのもケーテンでした。

ライプツィヒ...バッハ集大成の街。バッハはカントール兼市音楽監督に就任を機にライプツィヒへ。後半生27年間を過ごしました。

ご希望により、日本人でワイマール在住のドイツ・バロック音楽学者（園田順子さん）がワイマール市内をツアーガイドとして同行してくださいます。

園田さんは中部ドイツ・バロック音楽を専門に研究されており、《若きバッハ in テューリンゲン》の現地での普及活動に携わっていらっしゃいます。

ドイツバロック音楽コンサートのプログラム解説やバッハゆかりの町のガイド、バッハ展示やバッハ関係の博物館訪問のコーディネートなどもしていらっしゃいますので、バッハ好きにはもちろん、バッハの音楽は好きだけど、音楽家としてのバッハはよく知らないな…という方でも存分に楽しんでいただける情報満載のツアーとなること間違いなしです。