ザンクト・マルガレーテン音楽祭
写真 ©Zauberflöte-2019©Oper im Steinbruch Andreas-Tischler
ウィーンの南東約60㎞のブルゲンラント州にある採石場跡地「ザンクト・マルガレーテン」。砕石場ではローマ時代から2000年もの間、砂岩が切り出され、その跡地は記念碑のような奇岩が集まる風景になっています。
ここでは毎年夏、野外オペラが上演され、毎年20万人以上の観客が訪れます。座席数は5000席ほど。切り立つ石壁に囲まれた荘厳な雰囲気の中のオペラ鑑賞は、素敵な思い出になるでしょう!
ウィーンとアイゼンシュタットからオペラ会場へのシャトルバスが運行しています。公演後の遅い時間でも安心です。ご希望で専用車も手配可能です。(要 追加料金)
2026年は『トスカ』
Photo ©Oper im Steinbruch https://www.operimsteinbruch.at/
《ザンクト・マルガレーテン音楽祭》
2026年はジャコモ・プッチーニ作『トスカ』。
【2026年公演日】
7月公演日:7月15, 16, 17, 18, 23, 24, 25, 29, 30, 31日
8月公演日:8月 1, 6, 7, 8, 13, 14, 15, 16,19, 20, 21, 22日
7月公演は20時半開演。7月15日と8月公演は20時開演です。
期間中、木~土曜日が公演日 但し7月15日(水)、29(水)、8月16日(日)、19日(水)は公演有り。
ハイドンゆかりの地「アイゼンシュタット」
ウィーンから南に約1時間。ハンガリーとの国境に近い街アイゼンシュタット。大貴族エステルハージ家の宮殿があります。エステルハージ宮殿はオーストリアで最も美しいバロック宮殿の1つと言われています。
アイゼンシュタットからザンクトマルガレーテン音楽祭の会場まで車で約10分。シャトルバスが運行しています。ご希望で、送迎車も手配可能です。(送迎車の場合は追加料金がかかります。)
この地にゆかりのあるフランツ・ヨーゼフ・ハイドン(1732-1809)は、ハンガリー王国との国境にあるローラウ村に誕生。幼少期から音楽に才能を発揮し、8歳の時にシュテファン大聖堂の聖歌隊員(定員6名)の1人となります。1749年、変声期を迎え18歳で聖歌隊を引退。
1761年、ハンガリーの大貴族エステルハージ(Esterházy)家の副楽長になり、1766年楽長に昇進。その後30年間、エステルハージ家に仕え、数多くの作品を作曲しました。
50歳頃からハイドンはモーツァルトと親しく交流し、22歳のベートーベンも60歳のハイドンの元で作曲の勉強したといいます。晩年は2つの大作「天地創造」、「四季」を作曲。1809年、享年77歳。遺体はアイゼンシュタットのベルク教会に眠っています。
世界遺産「ノイジートラ―湖」&コウノトリの町「ルスト」
《ノイジートラ―湖(フェルテー湖)》
ドイツ語で「ノイジートラ―湖」、ハンガリー語では「フェルテー湖」と呼ばれ、オーストリア・ハンガリーの国境線が湖を中央を走っています。ウィーンから南東約60kmに位置するヨーロッパ最大の塩湖であり、流出する川を持たないヨーロッパ最大の湖です。
2001年、オーストリアとハンガリーの両国の協力で「フェルテー湖/ノイジードル湖の文化的景観」として世界遺産に登録。300種以上の鳥が生息するノイジートラ―/ゼーヴィンケル国立公園はバードウォッチングのパラダイスとして愛鳥家が後を絶えません。
《コウノトリの町:ルスト》
ノイジートラ―湖のほとりに位置する人口1,900人ほどの小さな可愛らしい町。ワインの名産地として知られ、コウノトリの町としても有名です。ルストの町の建物には煙突の上に、コウノトリの巣が見られます♪ ザンクト・マルガレーテン音楽祭の会場までのシャトルバスはございません。送迎車で約10分です。
この「コウノトリ」、日本では「シュバシコウ」と呼ばれる種で、赤いくちばしが特徴です。ドイツとリトアニアでは国鳥として親しまれています。コウノトリの飛来時期は3月~4月上旬頃ですので、夏の音楽祭の時期には、アフリカに向けて旅立つ準備の最中かもしれませんね。
(参考)ブレゲンツ音楽祭2026年は『椿姫』
写真© Bregenzer Festspiele / Anja Köhler
《ブレゲンツ》
スイスのチューリッヒからは鉄道で約1時間30分。ドイツのミュンヘンからも約2時間30分とお隣の国からもアクセスが便利です。
《ブレゲンツ音楽祭》
オーストリアの夏の風物詩。ドイツ、スイスとの国境にあるボーデン湖上に設立される湖上舞台でのオペラ上演!2026年は7月22日~8月23日。7000席の客席が満席になります。 演目は2年連続で、2026年&2027年はヴェルディ作『椿姫』。夕日をシルエットに、ボーデン湖に浮かぶ湖上ステージでのオペラ鑑賞は、素晴らしい思い出になるでしょう。
【2026年公演日】 上演時間:2時間 休憩なし
7月公演 21:15~
22 日(水)、24 日(金)、25 日(土)、26 日(日)、28 日(火)、29 日(水)、30 日(木)、31 日(金)
8月公演 21:00~
1日(土)、2日(日)、4日(火)、5日(水)、6日(木)、7日(金)、8日(土)、9日(日)、11日(火)、12日(水)、14日(金)、15日(土)、16日(日)、18日(火)、20日(木)、21日(金)、22日(土)、23日(日)
オーストリアの西の端に位置するブレゲンツへは、ウィーンからは鉄道で7時間近くかかりますので、ザルツブルクなどで途中宿泊して、ブレゲンツに行かれることをおすすめいたします。
(参考)ザルツブルク夏の音楽祭
Photo:Salzburg Festival, Hofstallgasse©Tourismus Salzburg GmbH
《ザルツブルク夏の音楽祭》
毎年7月下旬から8月末まで開催。2026年は7月17日〜8月26日頃の開催予定。プログラムは12月初旬に発表されます。メインとなる祝祭大劇場、フェルゼンライトシューレ、モーツァルトハウスの3会場を中心に、街中の15もの会場で毎晩コンサートやオペラ、演劇などが上演されます。毎年、一流の指揮者、ソリスト、オーケストラが公演に参加し、世界最大規模の夏の音楽祭として世界中の観光客を惹きつけています。
《ザルツブルク》
モーツァルトの故郷、音楽の街ザルツブルク。映画『サウンドオブミュージック』の舞台としても有名です。雄大なアルプスを背に壮麗な街並みが続くザルツブルクは、世界で最も美しい都市のひとつに数えられ、世界文化遺産にも登録されています。
ウィーン、ザルツブルク間は鉄道で2時間30分~3時間ほど。ミュンヘンまで1時間半~2時間です。ご希望がございましたら、お気軽にお問い合わせください。オリジナルツアーをおつくり致します。
ザルツブルク
ザルツブルクの町を眼下に望むホーエンザルツブルク城塞では、ほぼ毎晩、モーツァルトの楽曲を中心としたクラシックコンサートが開催されています♪
ボーデン湖
ブレゲンツ音楽祭開催地のボーデン湖畔のブレゲンツまで来たら、スイスのチューリッヒはすぐです!周遊プランもご提案いたします♪