
リエカは工業と貿易の分野で目覚しい発展を遂げているクロアチアで第2の湾岸都市です。
アドリア海航路の拠点でもあり、とっても活気があります。
今回はザグレブから長距離バスを利用して約3時間の旅。
途中サービスエリアで3回ほどトイレ休憩もありました。
日本のように出発時にアナウンスなどないので、
気をつけないとおいて行かれてしまう(!?)とあせりました。
毎年1月には仮想カーニバルが行われるようです。
リエカにきたら必ず「聖ヴィート大聖堂」に行くことをおすすめします!!
聖ヴィート大聖堂は奇跡の教会ともいわれ、クロアチアの100クーナ札の裏にも載っています。
バロック様式とゴシック様式が混在した円形教会。

100クーナ札と並べて写真を撮ってみました。
何が奇跡かというと・・・
1292年、ペタル・ロンチリッチという男が、教会でお祈りしたのに賭け事に負けたと逆恨みして、このキリスト像に石を投げつけた。すると大地が裂けて男を飲み込み、この木彫から血が流れたという。それ以来この木彫は奇跡をもたらすとされ、内部主祭壇のキリストの十字架像の脇に、男が投げたとされる伝説の石が飾られ、ラテン語で「1192年、この石で十字架像が打たれた」と書かれている。
そのときに木彫から流れ出た血は今も小瓶に入れて教会に保管されているとのこと。
これは見学しなければ!ということで教会へ。
しかし!中へ入ろうとすると閉まっていました。
開館時間は7:00~12:00と17:00~19:00とのこと。
ただ今16:40。
う~ん。 せっかくここまで来たのだから!
といことで、リエカの街をぶらぶらしながら20分ほど待つことに。
17:00の鐘がなり、いざ大聖堂へ!
中に入ると・・・
物音をたててはいけないというとても厳粛な空気が流れていまいした。
これまで、ウィーンのシュテファン寺院、ミラノのドーモ、ドイツのヴィース教会など、
様々な大聖堂や教会を見てきたけれど、聖ヴィート大聖堂はそのどれとも違う。
装飾が豪華なわけでも、建物が特別なわけでもない。
でも、これまで見てきた中で最も神聖で重厚な雰囲気で、特別な聖堂だと感じました。