今回の北欧旅行の大きな目的の一つがフィヨルド観光でした。
多くのガイド本でフィヨルドを行く船の写真が出ています。
季節は夏と思われるそれらの写真はとても美しく…暖かそう。
確かにウィンドブレーカーは持参したほうが良いとは書いてあったけど…
まさかこんなに寒いとは思いませんでした…（笑）
先ずは、オスロからベルゲン急行に乗ってミュルダールまで行きます。
車窓から見る風景は、森林の緑と湖に空が映って本当に美しいです。
窓はちょっと汚れていますが、十分綺麗な写真が撮れます。
所要約6時間の鉄道の旅、ちょっと眠気が襲ってきた頃でした。
所々に雪が見え始め…明らかに車窓の風景が変わってきました。
みるみる白い部分が増え、まるでこの世の果てに来たような雰囲気に…。
最高地点のフィンセは1222m、ここで10分ほど停車します。
乗客の多くは想像される極寒のため、降りてみるのを躊躇していましたが…
セーターしか着ていない私は、思い切って外に出てみました。
その寒さったら、筆舌しがたいものです。
車内の電光掲示板には5℃と出ていましたが…そんなもんじゃありません。
辺りは霧で真っ白、もの凄く強い風が吹いています。
寒すぎてハイになるのは、シベリアの冬以来かも…。
完全に夏ということを忘れました。
しかし、車内から見る風景は本当に不思議で、とても美しかった！
白い雪は、青くも見え、水となってあらゆる所から流れ出ていました。
この季節にこんな風景を見ることができるなんて思いませんでした。
最終的に、フェリーに乗ってフィヨルド観光もしましたが…
私の中では、このベルゲン急行から見る氷河が一番感動しました。
フェリーから見る景色も、すごく美しいんですけどね…。
椅子の取り合いとか…別のことが気になってしまいました…（笑）
散々「フェリーは寒い」とガイド本に書いてありましたが…
あの極寒を経験した後では、それほど寒く感じませんでした。
ただ、ぜひフィンセやショッスフォッセンの滝を感じていただきたいので…
ウィンドブレーカーは絶対持っていってください！
皆さん完全防備で来ているので、軽装なことがかなり恥ずかしかったです。
想像していなかっただけに、氷河の景色は本当に良かったです。
意外なところで一番の思い出ができました。
ヘルシンキでビールフェスティバル
