【Grand Col Ferret100.7km ~ Champex-Lac 124.1km】
Grand Col Ferret(伊瑞国境:フェレ峠100.7km地点:標高2,525m)14時34分(455位:20時間33分26秒)にヘロヘロで到着した。多くのスタッフと登山者が拍手で迎えてくれる。その傍らで何人かのランナーが冷凍マグロ状態で転がっている。山頂で少し景色を堪能しすぐ下ることにした。いよいよ3か国目のスイスに突入だ。スキー選手にとっては聖地スイス。錯覚ではあるがスイスの香りがする。この先はUTMBの大きなポイントである20km超の長い長い下りだ。スピードを出しすぎると足が破壊され、その後の3つの峠でつぶれる。遅すぎるとタイムロスにつながり制限時間にひっかかる。僕は、元々下りが苦手なのでゆっくり下ることにした(ゆっくりしか下れないが・・・)。長時間お世話になったストックを片付けて高原と岩のトレイルを気持ちよくゆっくりと下る。周りのランナーも疲れているのか殆ど抜かされない。前半ならバンバン抜かれるスピードなのに・・・。皆疲れているんだ。自分のトレラン歴でも100kmで20時間超は未知の世界だ。斜度は走りやすい斜度で路面もソイルなので足への負担は思ったより少ない。左腸脛靱帯の違和感もない。ただ、当然ながら全身にかなりの疲労感はある。どこが痛いとか疲れているとかではなく全身すべてが疲弊している。とにかく気持ちを切らさずにゆっくりと走り続けよう。この長い下りでも、歩幅を拡げたり狭めたり、時にはあえて歩いたりしストレスを極力感じさせないよう工夫して下りた。とにかく、絶景の高原が延々と続く。遥か彼方の下界も渓谷になっているようで早く到達したい思いだ。
30分以上下るとLa Peule(104.3km:標高2,082m)WSに到着した。簡単に水分を補給しボトルを満タンにしすぐにWSをでた。さらに下りの絶景が続く。白山か伊吹山のお花畑を延々と下っているような感じだ(花は白山の方が多い)。かなりの疲労感はあるが足は一応動いている。周りでは下りですら走れなくなったランナー達がトボトボ歩く姿が目立ち始めてきた。でも、彼らはこの高原を楽しでいるかのように笑顔だ。素晴らしいことだ!! 僕もどれだけ疲れても笑顔でいよう!! さらに下るとだんだん森林の高原に景色が変わってきた。木々があると木陰ができて涼しさを感じ取れる。やがてリゾート地のような川沿いにでてきた。土曜ということもあり家族連れが多い。彼らからAllez! Allez! Allez!と大きな声援を受ける。手を挙げてできるだけ声援にこたえる。橋を渡り車道にでるとさらに声援は大きくなり気分も最高で疲労も和らぐ。
La Fouly(瑞:フーリ110.1km地点:標高1,600m)16時10分(458位:22時間09分24秒)に到着した。ここは食事ができるASだ。周りは胃腸がやられて食べられなくなっている選手が増えてきた。僕は幸いにもお腹が空いていたので大丈夫そうだ。ここまでくると大体食べるものは同じメニューに固定されてきた。細いパスタ入りコンソメスープ、フルーツ、チョコレート、クッキーなどを食べて10分以内ででた。さらに舗装道と川沿いのトレイルを進む。長閑な田舎街を抜けていく感じだ。
スイスの街並みはイタリアCourmayeurとはまったく異なる。イタリアは石造の街並みだがスイスは石畳に木造の家々が建つ。スイスの山々は日本に近い感じがして落ち着く。それは木々が生い茂っていて森林が多いからだ。1,500mより低いところは森林が大きく広がっている。僕の中で一つの解がでた。Courmayeurは大きな木が少ないから住居が石造で、スイスは大きな木が多いから木造なんだ。どちらも歴史と文化を感じるレトロな感じだ。
そんなことを考えながら、スイスの街並みを抜け大きな車道を横断した。20km以上振りの久々の登りのトレイルに入った。地図上は緩やかで短いが疲労した身体には長く急に感じた。でも僕には登りの方が身体に合っているような気がする。100kmの道のりをこのあたりまでくるとランナーはまばらになり大体前後のランナーは同じ顔ぶれになってきた。フランス語も英語も苦手なので挨拶程度の会話しかできないが、お互いに目で共に頑張ろうという思いが伝わってきた。森林の中を登り続けるとカウベル(放牧の牛の首に付ける大きな鈴)の音が聞こえてきた。UTMBでは観客やスタッフがカウベルで応援している。また、ASが近くなるとカウベルでASが近いことを教えてくれる。
【Champex-Lac124.1km ~ Trient140.6km】
多くの声援に応えながらChampex-Lac (瑞:シャンぺ124.1km地点:標高1,465m)19時07分(441位:25時間06分58秒)に到着した。もう満身創痍だ。全身ガチガチに固まっている。かつてない全身疲労に襲われている。ASに入るとすぐにTD.NinoとFOE.Azumiが笑顔で迎えてくれた。仲間がいると一気に気持ちが和らぐ。ここで初めてシューズを脱いだ。Courmayeur同様にTD.Ninoが全身をマッサージしてくれるということなので、今回はベンチに寝そべってオイルで全身を丹念にほぐしてもらった。まさしくゴッドハンドだ。
マッサージ中に仲間の動向を確認した。日本人では小原選手が20位台で順調に進んでいる。SEKAINO.DoiはLes Contamines(仏:コンタミン30.7km地点)で撃沈していたが、その後、奇跡の復活をとげ50位くらいまで猛烈な追い上げをしている。SEKAINO.Niwaは女子入賞の8位以内を順調に進んでいる。大会前のインタビューで5位を公言していた大瀬選手はここシャンぺで力尽き3時間以上倒れこんで何とか再スタートを切った。一般ランナーでは同室のTeam Choki:Mr.Takeuchiが100位台でいいペースで刻んでいる。その次に僕がなんとか続き、同宿の若者 Mr.Ueno もペースを落としつつも粘っている。その後にアラフィフ三銃士のMr.Decoが撮影しながらさらに続く。一番心配だったMr.Kuriyanは熱中症になり惜しくも2年連続でフェレ峠に沈んだ。アラフィフ三銃士としてMr.Kuriyanの想いを背負いゴールChamonixまで絶対に行くんだと決心した。.
マッサージ後、かなりお腹が空いていたのでいつものASの3倍の量を食べた。ペンネ2皿、スープ、おにぎり2個、味噌汁、フルーツ、サラミ等々。本当は血糖値等を安定させるためにバカ食いはよくないがどうしてもお腹が空いていたのでがっついてしまった。よきに考えると内臓はまだまだいけてるということだ。ここまで来たらなんでもポジティブに考えよう。結局、Champex-Lacでは45分休憩してしまった。でもこの休憩があったからこそゴールできたのだと思う。
これからの二晩目の夜間ステージに備えヘッドライトの電池を入れ替え頭に装着した。遠くで雷鳴が轟始めた。まさかの雷雨かと不安を感じつつChampex-Lacを発った。ここからゴールまでは簡単に言うと、大きな峠を三つ越えれば終わりだ。むしろそう言い聞かせないとゴールを目指せない。ASをでると暫くは、なだらかな走りやすい川沿いの登りと下りが続いた。周りの選手は殆ど歩いているが、TD.Ninoのゴッドハンドのおかげで僕はゆっくりながらも走ることができた。湖畔の長閑なリゾート地だけありランナーに対する声援がすごい。針葉樹の中を気持ちよく進む。Champex-Lacをでて小一時間で日が暮れてきた。同時に雷鳴がさらに近づいてきて小雨が降ってきた。身体が濡れないうちにレインウェアをザックの上から羽織り、ヘッドライトを点けてLe Giete峠(標高1,884m)に臨んだ。暗くなり路面はわかりにくいが森林と岩場が混在し、所々急な小川を跨いで進む感じだ。
やがて遠くで聞こえていた雷は僕の真上近くで鳴り響くようになっていた。雷と同時に風雨も強まってきた。雷の稲妻で一瞬昼間のようになる。天を見上げた。ダイオウイカの大群が怒り狂って泳いでいるではないか。ダイオウイカが触れ合うたびに大きな稲光となり大地を襲う。ダイオウイカが墨を吐きランナーの身体を冷たく濡らす。Arrete du Mont-Favre(伊:モンファーブル70.1km地点)でダイオウイカの寝床に立ち入ったことに怒っているのか。いずれにしてももう遅い。僕には何にもできない。ただただ怒りが収まるのを待つしかない。我慢して急な登りを進む。ランナーもまばらで心細くなる。何100m毎に設置されているコースマークも雨で視界が悪く殆ど確認できない。とにかくここでのコースロストは命取りになる。慎重にコースと路面を確認しながら進む。森林限界を越えると風雨はさらに強まる。どこが山頂なのかも全く確認できない。たまに選手と会うと暗黙の了解で一つのパックとなり進む。もう全身ずぶ濡れだ。高度が上がるごとに寒さが加わる。早くレインウェアのズボンをはかなければ下半身が冷えてしまう。でも風雨で止まるところがない。取り敢えず身体が冷えないように速めに進むことを心がけた。
どれくらいの時間が経ったかはわからないが山頂らしきところの小屋に到着した。その横に大きな焚火があったので暖をとって長袖シャツを着て、レインウェア上下をしっかり着込んだ。この山頂でかなりの数のランナーが寒さで動けなくなっていた。他人のことを気遣う余裕もなくなり僕は身体が冷える前に下りに突入した。強い風雨で身体が飛ばされそうだ。身体を斜めにしてストックをしっかり突いて飛ばされないよう下った。この下りは大きな岩もありかなりガレている。怪我をしては元も子もないので歩くことにした。というより走っている人は誰もいなかった。さらに今まで渡れていた小川が急流と化し、浅瀬と大きな岩を探しながら横断した。急斜面も岩と泥で滑りまくる。もう下半身はドロドロだ。汚れた泥を落とすために敢えて川に入り泥を落とす。この繰り返しで下った。どのくらい下ったのかわからないが、下界にASの小さな灯りが確認できたような気がした。
【Trient140.6km ~ Chamonix 170.1km GOAL】
Trient (瑞:トリエン140.6km地点:標高1,303m)23時49分(422位:29時間48分50秒)に這いつくばるように到着した。僕にとっては今大会で一番苦しいい区間だった。ASに入ると、なんとFOE.Teraが待ち構えてくれていた。予期せぬサポートに目が潤んだ。サポーター曰く「奥村さんは全て予定通りに各ASを通過していてサポートが楽だ。でも、この区間は予定より1時間遅かった。」なるほど自分でも納得できる。あまりにも過酷だった。この区間だけは下りをゆっくりと全て歩いて下りたからだ。でもそれが最善策だった。そんな会話をしながら、おにぎりと味噌汁を頂き、身体が冷えていたのですぐにASをでた。後で聞いたが、この雷雨でシャンぺとトリエンで多くのランナーがリタイアしたとのことであった。例年のUTMB完走率は60~80%だが今回は40%であった。ダイオウイカの怒りで20~40%のランナーが行く手を阻まれたのである。
Trientをでても風雨は続いた。登りはいま登ったLe Giete峠よりもさらにきつい。コースロストしないように数人のパックで進んだ。自分の意思ではなく人の後ろを金魚の糞のように着いていくだけだ。これがよくなかった。睡魔が急に脳味噌を蕩かすように襲ってきた。気が付くと前に離され独りになっていた。自分の頬を何度も叩きながら睡魔と闘った。それでも知らず知らずの内に身体が斜めに傾く。何度が眠りながら登っていた。ここでTD.Ninoからもらったユンケル皇帝液顆粒を喉に投入した。何となく効いた気もするが眠気は襲ってくる。この風雨の中で座って寝たら低体温症で動けなくなる。頬を叩いたりつねりながら登りに登った。
やがてCotogne峠(瑞仏国境:カトーニョ峠145.6km地点 標高:2,034m)8月28日(日)1時42分(374位:31時間41分35秒)らしきところでスタッフのチェックを受け通過した。日付も日曜日になりいよいよフランスに戻ってきた。下りに入ると睡魔は一気にどこかに飛んで行った。ユンケルが効いてきたのかどうかはわからないが、下りのトリッキーさに睡魔どころではなくなっていた。先ほどの下り同様に岩場や川を乗り越えながら下る。ダイオウイカの数も減り風雨も少し収まってきた。次のコース
マークが見えるようになってきた。走れるうちに走ろうと思い。走れるところはしっかりと走った。下界にはゴール前最後の街Vallorcineの灯りが見えてきた。
Vallorcine(仏:バローシン150.9km地点:標高1,270m)2時47分(370位:32時間46分33秒)にボロボロになり到着した。
FOE-Staffもいなかったので、食べ物を軽くつまんでボトルの飲み物を確認した。風雨もほぼ収まったのでレインウェアを片付け“シガウマラ”Tシャツで最後のステージに進んだ。UTMBのDVDでも解説されている最後の難関モンテ峠だ。ASをでてしばらくは緩やかな林道だ。走ろうにももう走れない。ストックを突いて早歩きで進んだ。また、睡魔が襲ってきた。まだ耐えられる。そうこうしていると峠の登り口の大きな車道にでた。ここを横切って最後の峠に臨む。すると急に便意をもよおしてきた。よく考えると昨日は全く排便してなかった。道路脇の大きな小屋のトイレですっきりして最後の峠に臨んだ。
岩がゴツゴツしていてかなり急だ。マイペースで進もうとするが強烈な睡魔が襲ってくる。さっきの睡魔よりも強烈だ。もう限界か。雨も降っていなかったので仮眠するという選択もあったが、ここで寝てしまってはいつ起きられるかわからない。ユンケルを再度投入し進むことにした。ユンケルを飲んだから眠くないと自分に暗示をかけ登る。でも眠い。知らないうちに身体が傾く。歩きながら何度も寝落ちする。夢とうつつの間をぼんやりと彷徨いながら登り続ける。ストックがなければそのまま地面に倒れこんでいたであろう。上を見上げるとワサオのような大きな白い犬が何匹か座っている。何でこんなところに犬がいるんだろうか? 近づいてみると大きな岩だった。だんだんものの区別がつかなくなってきている。さらに進むと先に人が岩と草の間を登っている。近づくと人ではなくコースマークのリフレクターだった。幻覚というか意識が朦朧として正しい判断ができなくなっている。足裏の水ぶくれも痛かったので、少し立ち止まりカフェインジェルを飲みしばしの休息をとった。座ると逆に睡魔はさらにきつくなってきた。これでは寝てしまうと思い頬をしばきながら身体は傾きながら無理やり進んだ。
かなり登り続けて、ふと後ろを振り返り景色を眺めてみた。遥か彼方の空がほんの少しオレンジ色になっていた。その前には急峻な山が聳えていた。フェレ峠以来の“景峻”との再会だ。自然と笑みがこぼれるのがわかった。この再会は強烈な刺激となり脳細胞を覚醒させ、魔法のように睡魔を拡散させた。“景峻”よ!ありがとう。後は“景峻”と共にゴールしたい。その思いだけで登り続けた。モンテ峠は登れど登れど似非山頂が多く傾斜は緩やかな岩場の高原に入っても延々と岩場のトレイルを進むことになった。もうここまで来たら山頂がどうこうというよりは心から楽しんで進んでいた。多少のアップダウンもこなしながら進むとスタッフのチェックがあった。
最後の頂きLa Tete aux Vents(仏:ラテットオーバン158.6km地点:標高2,127m)5時37分(360位:35時間36分33秒)に到着した。後はゴールのChamonixまでほぼ下りだ。朝またぎの薄暗闇の中、遥か眼下にははっきりとChamonixの街灯りを確認することができた。ゴールしていないのにゴールした気分のようだ。僕はChamonixの街に向かって駆け下りだした。しかし、この下りがかなりガレていた。全身が疲労していたのでフラフラになりながらも安全に下った。だんだんと背中から夜明けが近いことを感じる。立ち止まりヘッドライトを片付ける。振り返ると“景峻の”背中がオレンジ色に染まってきている。
最後のWSであるLa Flegere(仏:ラフレジェール162.2km地点:標高1,856m)6時34分(371位:36時間33分40秒)に到着した。簡単に給水を済ませ、近くにいたランナー何人かと“景峻”のご来光を見ることにした。フランス人も日の出が好きなのかなぁ?まあ絶景に感動するのに国は関係ないのかと思いつつご来光を皆で待った。10分か15分かわからないが素晴らしい日の出を拝むことができた。ふと、さだまさしの“主人公”が僕の中に流れてきた。「あなたは教えてくれた 小さな物語でも 自分の人生の中では 誰もがみな主人公 時折思い出の中で あなたは支えてください 私の人生の中では 私が主人公だと」。UTMBと重なり合う。沢山のサポーターに支えられ自分のUTMBをここまで駆け抜けてきた。
この100mileを最後はじっくりと味わいたい。だからゆっくりと下ることにした(ゆっくりしか下れない)。スタートした日のことが随分昔のことのように感じる。Courmayeurでさえ過去の思い出に感じる。本当に長かった。まさに旅だった。色々思い起こしながら針葉樹林帯を下って行く。あまりにもゆっくりすぎるのかランナー達に結構な数パスされた。当然ながらもう順位なんて関係ない。木々の間から見えるChamonixがだんだんと近づいてくる。1時間以上下るとついにChamonixの街にでてきた。理想は多くの観客に迎えられたかったが、早朝ということもあり人影はまばらだった。中心街に入る川沿いで、日本国旗をストックに結び付けてゴールの準備に入った。
スタートと同じように日本国旗を高く掲げ自分自身のウイニングランのように街中を駆け抜けた。ゴール手前500mくらいで、クロスカントリースキーの後輩であるMr.Sugimoto(CCC日本人3位)が大きな声で応援してくれた。この時間誰もゴールで迎えてはくれていないと思っていたので大感動だった。さらに進むと先にゴールしていた同室のMr.Takeuchiも応援してくれた。Chamonixの街中をぐるっとまわりゴールゲートが眼前に現れた。あとは気持ちよくこの直線をゴールゲートに飛び込むだけだ。観客の数は少ないが観客は思いっきり声援してくれている。ゴールに先回りしていたMr.SugimotoとMr.Takeuchiもゴールシーンを待ち構えてくれている。もう数メートルでゴールだ。MCのフランス語の声が大きく聞こえてくる。Yasuhitotoという言葉だけ理解できた。おそらく「日本のYasuhito Okumuraが間もなくゴールします」とでもアナウンスしているのであろう。日本国旗を思いっきりはためかせながらゴールゲートにゆっくりレースを噛みしめながら飛び込んだ。MCがすぐにマイクを向けてくれたがなんてしゃべってよいかわからなかった。Yasuhito from Janpan?と聞かれたので、とりあえず「Oui」(はい)と答えた。見知らぬ日本人が何人か歩み寄ってきてくれたので写真を撮ってハグした。その後、Mr.SugimotoとMr.Takeuchiと写真を撮ってもらった。人数は少なかったが何人かの日本人、フランス人と感動を共にさせてもらった。
ありがとう!! 本当に長い長い旅だった。
Staff Comment
やはり、UTMBでもコルフェレの長い長い下りは鬼門なんですね! CCCでさえも前半ながらあの下りのダメージは後半に響きましたので、UTMBランナーは本当にすごいです。