南イタリアの中心地ナポリ。ここはピッツァ・マルゲリータ発祥の地。輝く太陽、輝く青い海と温暖な気候による陽気なイタリア人のイメージはナポリが元になっている。人々が明るく陽気に活き活きと生活していて、このエネルギーあふれるパワフルな町がナポリの魅力でもある。ナポリの町は、南にティレニア海、東にはポンペイの街を火山灰で埋め尽くしたヴェスヴィオ火山、そして町を見下ろすことのできるカポディモンテの丘などのある小高い丘に囲まれた坂の町。

海沿いに断崖絶壁が続くこの一帯は、海岸線が変化に富み素晴らしい美しさをみせています。中世初期から人々が定住を始め、中世の海洋共和国として栄えたアマルフィやラヴェッロなどの街では秀逸な建築物や芸術作品もつくりだされました。険しい岩壁の続く地形を、人々はブドウやレモンの段々畑、果樹園、放牧地など様々に活用し、紺碧の海とあいまって、地中海的でドラマチックな独自の美しい自然景観を楽しむことができます。　

ナポリからフェリーで約1時間15分、侵食によってできた洞窟が多数点在する。ここに人々を惹きつけてやまない”青の洞窟”がある。入り口は手漕ぎボートでようやく入れるくらいの大きさだが、内部は広々としている。入口から差し込む太陽の光が底の白砂に反射し、洞窟を青く輝かせているのだそうだ。神秘的な深い青色に輝く光景は思わずため息がでるほどの美しさだ。カプリの町は高台にあり、はるか下にティレニア海の絶景を見渡すことができリゾートの拠点となっている。

マテーラは歴史が染み込んだ、個性的で魅力的な街です。昨年、欧州文化都市2019として選出されました。マテーラは旧石器時代にまでさかのぼる世界でも有数の、長い歴史を持つ古い街で、イタリアでも屈指の、岩壁の地形が美しい土地です。 古代からの洞窟、岩窟教会、おいしい郷土料理や豪華なブティックホテルなどなど…数百もの名所を誇る人気の観光スポットです。
マテーラで最も有名なのは、1993年にユネスコ世界遺産に指定されたサッシ地区です。 ここでは洞窟住居や岩窟教会など、凝灰岩や岩石でできたたくさんの建造物等を見ることができます。　1950年代まで実際に人が住んでいたマテラの洞窟住居は、地中海沿岸地域の同様の建造物の中でも最大の規模を誇っています。

バーリから私鉄で1時間半ほどで行くことができる。ユネスコの世界遺産にも指定されている、建築的に非常に興味深いトゥルッリの街並みでは、真っ白に塗られた壁がプーリアの強烈な太陽の日差しに輝いて町中が眩しく感じるだろう。アルベロベッロは少々観光の町になり過ぎている感があるが、電車の車窓からオリーブ畑の合間に見えるトゥルッリは昔のままで、そこで生活する人々を思わせるだろう。

世界遺産に登録されたアマルフィ海岸きっての高級リゾート地ポジターノは小さな入り江の崖沿いに立ち並ぶ家並みが美しい街。典型的な地中海式の白い街並みは景観はアマルフィ海岸の宝石といわれるだけあって圧巻。観光客の多くは、その美しい街並みと海水浴を楽しむために訪れ、長い休暇を満喫します。

ナポリからはフェリーで1時間30分、高速船で約50分の距離にあるナポリ湾内に浮かぶ一番大きな島がイスキア島。良質の温泉が島の至るところに湧くことで知られるリゾートの島です。美しい風景を楽しみながら温泉に浸かり、のんびりとしたバカンスを過ごすことができます。名物である可愛らしい三輪タクシーに乗って島内を観光もおススメ♪

ナポリ湾で人が暮らす一番小さな島で映画「イル・ポスティーノ」の舞台としても有名なプロチダ島。見晴らし台からはパステル調のカラフルな家並みと青い海が広がるロマンチックな絶景が一望できます。カプリ島やイスキア島などとは異なり、静かでのんびりとした雰囲気で心も体もリラックスできます。

夏は海水浴場、冬は避寒地として有名なリゾート地ソレント。アマルフィ海岸の出発点でソレントからサレルノまでの約40kmの海外線は世界で最も美しい海岸線のひとつともいわれています。名産のレモンはとにかく大きく、地酒リモンチェッロやレモンパスタ、レモンケーキなどソレント産レモンを使った料理は絶品。