
車窓の景色が特に素晴らしいと言われているフロム鉄道。
すごくすごく楽しみにしていました。

ミュルダールではたくさんの人が待っていました。
良い席に座れるか心配だったので…
とても寒かったけど、ずっとホームに立って待ちました。
事前に駅員さんに「良い席はどこか?」と聞いてみると…
「前後はともかく、とにかく乗ったら奥に行け」とのこと。

雨も降る中、ようやくフロム鉄道が到着。
早速、奥の席に乗り込みました。
ラッキーなことに窓が開く席に座ることができました。
(窓が開くといっても、上側がちょっと開くだけなんですけど)

車内は木目調になっていて、可愛らしい雰囲気です。
ノスタルジアを満喫できる山岳鉄道です。
乗車時間は約1時間、20kmで865mも下降するんです。
世界でも最も勾配が急な鉄道の1つだそうです。
上方にモニター画面があり、どこを走っているかわかります。

情報によると、10分後くらいに一番の見どころがあるらしい。
しばらくすると「ショース滝(Kjosfossen)」が見えました。
落差93mの巨大な滝で、迫力満点!
この日は雨だったということもあり…
近づくだけで雨と滝の水でぐっしょり濡れました。

乗客の皆さんはすぐに引き上げてしまいましたが…
私たちはしつこく滝の写真を撮っていました。
すると、どこからともなく民謡っぽい音楽が流れてきて…
赤いドレスを着た妖精(女性)が滝の中央付近から現れました。

この雨と水しぶきの中で踊っています!
一瞬ワープしたように見えるのは、実は二人いるから。
どうも芸術大学の学生さんのボランティアのようなんですが…
どんなに寒いだろうか…どうか風邪を引かないでほしい。
その魂の強さには恐れ入りました。
彼女達の頑張りをぜひ最後まで見てあげてほしい。

その後も素晴らしい景観が続きました。



フロム鉄道で一緒だった中国や韓国の人とも仲良くなりました。
その後の旅程でも何度となく会うことになり…
その度に挨拶するようになって、とても楽しかったです。
景観だけではなく、人の交流も楽しいフロム鉄道でした!