
8月25日(木)は終日フリーなのでリフレッシュに徹することにした。
午前はMidi(エギーユ・デュ・ミディはモンブラン山系の針峰:標高3,842m)観光をすることにした。
アラフィフ三銃士で午前7 :30頃Midi行きのケーブル乗り場に到着した。他の日本人のトレラン仲間も沢山並んでいた。皆考えることは同じだ。皆でワイワイガヤガヤMidi観光に向かった。Chamonix:標高1,035mから中間駅を経てMidi:標高3,842mへロープウェイが一気に夏から冬の世界へ案内してくれる。Midiはフリースにダウンジャケットを着こんでちょうど良い感じだった。Midiの山名は「正午の時計の針」という意味を持つ。Chamonixから見ると、正午に太陽がこの山の頂上に座ったように見えることから由来する。エギーユは「針峰」と訳され、エギーユ・デュ・ミディは「ミディ針峰」とも呼ばれる。Midiからの“景峻”は余りにも近く皺のひとつひとつまで望める感じだ。伊藤若冲なら、この“景峻”をどのように描くのであろうかと想像したら武者震いした。僕は“シガウマラ”から授かった日本国旗を“景峻”にはためかせUTMBの完走を誓った。
観光も終わり下山することにした。下山は中間駅:標高約2,500mで降車しカフェで少し遅めの朝食にサンドイッチとコーヒーを摂った。今回のUTMB参加にあたり職場の同僚、恩師、母親等から安全祈願や完走祈願の御守りを頂いていた。感謝の意を込めてザックと共に“景峻”をバックに祈願し写真を撮った。
丁度その頃、Princess.SayakaがTDSでゴールの情報が入った。我々が想定していた時間よりかなり早い。速報では日本人女子1位(日本人総合3位)という素晴らしい結果 !! でも、午前8時ということもあり日本の仲間はお出迎えなしというなんとも寂しい状況だったらしい。御免、悪かった !!

Midiから下山したChamonixの街は少し暑かった。Mr.Decoと僕は街をブラブラし、昨日に引き続き各メーカーショップを目的もなく歩いた。
僕はとあるショップでUTMB限定のBIKEジャージとキャップを購入し、彼と途中で別れてシャレーに戻ってジャグジーに入り昼寝した。14時頃、間もなくTD.Nino & Mr.Kusakaがゴールするとの情報が入り、我々はゴール地点に急いだ。走って行ったがちょっとの差でゴールシーンを見ることができなかった。しかし、ゴール直後の彼らは輝いていた。Mr.Kusakaは缶ビールを平らげテンションマックスだ。仲間たちの歓喜の渦の中心に彼ら二人が舞っている。自分も少し渦の中に入ってレースの余韻を味あわせてもらった。とても心地よい。自分もこの感動を味わいたい。スタートまで27時間余り。気持ちが自然と高ぶってきた。

僕はとあるショップでUTMB限定のBIKEジャージとキャップを購入し、彼と途中で別れてシャレーに戻ってジャグジーに入り昼寝した。14時頃、間もなくTD.Nino & Mr.Kusakaがゴールするとの情報が入り、我々はゴール地点に急いだ。走って行ったがちょっとの差でゴールシーンを見ることができなかった。しかし、ゴール直後の彼らは輝いていた。Mr.Kusakaは缶ビールを平らげテンションマックスだ。仲間たちの歓喜の渦の中心に彼ら二人が舞っている。自分も少し渦の中に入ってレースの余韻を味あわせてもらった。とても心地よい。自分もこの感動を味わいたい。スタートまで27時間余り。気持ちが自然と高ぶってきた。

16時からは大瀬選手によるコース攻略説明会に参加した。昨日の試走会のことでのコメントを復習するとともに、具体的にDVDとMAPで全コースの確認をした。印象としては、広大すぎて全てが難所であり全てがポイントである。説明会を聞いて逆にこのコースを本当に攻略できるのかとの不安を覚えると同時に身体の中に熱く燃えるものを感じた。とにかくスケールが日本とは違いすぎる。あまり気負わずじっくり行こうと思った。その日の夕食は大量のパスタとチキンと野菜で栄養補給した。その後、翌日の荷物を軽くまとめて床に就いた。
その4へつづく・・・
Staff Comment
奥村様
UTMB、シャモニーでの日々が鮮明に思い浮かぶ、臨場感あるレポート、本当にありがとうございます!
ついつい仕事を忘れて読み込んでしまいました。
これからこの舞台に挑戦する皆様の心にも響く素晴らしいレポートをありがとうございます!!
その4が楽しみです!