ベルギー・フランダース地方に位置する街・ルーヴェン。ブリュッセルから電車で30分ほどで行くことができ、ブリュッセルからの日帰り観光にオススメの街です。
ここルーヴェンで一番有名なのが、創立600年近くの長い歴史を持つ、現存するヨーロッパ最古のカトリック系総合大学・ルーヴェン大学です。欧州でも指折りの名門総合大学で三万人を超える学生がここルーヴェンで学んでおり、学生街として賑わいます。この大学が創立されたのは1425年、その後二度の世界大戦の中で大学図書館は壊滅的な被害を受け、二度に渡り再建されました。そんな図書館は悲惨な戦争を物語るルーヴェンの象徴的な観光スポットです。
また街の中心的広場グロートマルクトに面して立つ15世紀建設の市庁舎はルーヴェンのもう一つのシンボルです。外壁はルーヴェンの歴史に名を残した236体以上もの人物の像で飾られ、その精巧さゆえに別名「石のレース」と呼ばれています。
その他ルーヴェンで訪れたいのがベギンホフ(ベギン会院)です。ベギンホフとは中世の時代に誕生した女性が集まって共同生活を送っていた、住居や礼拝堂、作業場、医療施設などを備えた複合施設で一つの街のようになっています。この時代結婚するか修道女となるかという限られた選択肢しかなく、社会的に弱者であった女性たちに自由と独立を実現させるべく創設されました。ベルギー・フランダース地方にある13のベギン会院は世界遺産にも登録されており、その中でもルーヴェン、ブルージュ、アントワープのものが有名です。
このように多くの歴史建造物が集まるルーヴェンでは、ビールの醸造でも盛んで、ルーヴェンでは多くのビアカフェ、ビアレストランがあり、地元の学生や市民が集まり賑わいます。
歴史にビールが楽しめるルーヴェンではクリスマスマーケットもオススメです!ルーヴェンのクリスマスマーケットは1988年から続いています。観光客は多くありませんので、地元の人たちで賑わう、クラシックなクリスマスマーケットが楽しめますよ!
ベルギー旅行で、観光化された有名所だけでなく、地元の雰囲気が味わえる所にも行きたい!という方に最適の街です!