2018年~2020年はフランドル絵画年!ベルギーでアートに触れる 2018年


2018年~2020年はフランドル絵画年。
ベルギー・フランダース地方の各地で様々なイベントが開催されます。
また、絵画年に合わせて作品の修復作業も行われており、作業が完了した暁には非常に良い状態の絵画をご覧頂けるようになります。
ベルギー・フランダース地方が絵画で盛り上がる3年間。この貴重な機会に、ベルギーを旅しませんか?


2018年のテーマは「バロック都市アントワープとルーベンス」
今年は、バロックの巨匠ルーベンスと、彼のゆかりの地アントワープに焦点を当てた特別年です。
彼が活躍したアントワープにて、ルーベンスとバロック芸術に触れてみましょう。

ルーベンスは両親が一時的に滞在していたドイツで生まれましたが、子供時代に母とともに故郷アントワープへ戻り画家としての修業を始めます。
20代でイタリアへ絵画を学びに行き、30代の初めにアントワープに戻ってからは、その生涯を終えるまで、アントワープが主な活躍の場となりました。
(ルーベンスは7か国語を話す外交官でもあったため、スペインやイギリスなどヨーロッパ各国を訪れることも度々ありました。)


アントワープの聖母大聖堂(ノートルダム大聖堂)では、ルーベンス作の4つの祭壇画をご覧いただけます。聖母大聖堂とルーベンスの祭壇画は『フランダースの犬』にも登場しますから、ご存知の方も多いのではないでしょうか。


ルーベンスの家」は、ルーベンスが晩年の約30年間を過ごした住居兼アトリエで、ルーベンス自身がデザインしたバロック様式の家、ルーベンス時代の家具、ルーベンスや彼の弟子などによる作品などをご覧いただけます。訪れれば、ルーベンスの時代を体感することができます。
ルーベンスの家の近くには、ルーベンスが眠る聖ヤコブ教会があります。


バロック様式の聖カロルス・ボロメウス教会は、ルーベンスがファサードのデザインに関わっており、ルーベンスの祭壇画『聖家族のエジプト逃避』もご覧いただけます。

アントワープ以外でも、ブリュッセル王立美術館ゲントの聖バーフ大聖堂などでもルーベンスの作品をご覧いただけますので、どうぞお見逃しなく!


2018年 開催中/これから開催予定の特別イベント(一部イベントのみ抜粋)

●アントワープのルーベンスの家にて、ルーベンスの帰還展が6月1日より開催中。ルーベンスの弟子だったヴァン・ダイクの作品など、素晴らしい作品がコレクションに追加されました。また、修復作業が行われていたルーベンスの自画像がコレクションに戻ってきました!世界に僅か4点しか存在しないルーベンスの自画像のうち1点をご覧いただけます。

●アントワープの
プランタン・モレトゥス印刷博物館にて、2018年9月28日~2019年1月6日にバロック本のデザイン展が開催予定。ルーベンスが関わった書籍に焦点が当てられます。

※現地諸事情により、各イベントの内容や期間が変更、中止となる場合がございます。最新情報をお確かめください。


2018年には間に合いませんでしたが、改装のため2011年から休館となっているアントワープ王立美術館が、2020年に(ようやく!)再開館の予定です。世界有数のルーベンスコレクションを持つ美術館です。再開館が待ち遠しいですね。

さらに、同じく2020年には、ルーベンスの家の近くに、ルーベンス・エクスペリエンス・センターが開館予定です。体験型の施設でルーベンスに触れられる施設が予定されています。

・・・ということで、2018年が終わっても、まだまだルーベンス熱は冷めない予感です。








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