【世界屈指の奇祭?】バーニングマンとは


 バーニングマンというイベントをお聞きになったことはありますか?


年に一度、数万人にも及ぶ人々がネバダ州ブラックロック砂漠に集合し、「ブラックロックシティ」というそのときだけに誕生する街を作り、そこでキャンプをし共同生活をしながらアートによる自己表現やひとやものに頼らない自立を目指します。全ての人にオープンなイベントと呼ばれていて最後は「バーニングマン」すなわち巨大な人型の人形を燃やして終了します。

砂漠の中で「都会にあるような電気や水道といった便利な生活サービスのないところで」自然に身を置き参加者個人の創造力によって文化的コミュニティを築き上げ、現存する社会よりもより尊い世界を作り上げます。



このバーニングマンの経験は「理論」よりも「経験」を、「政治的」なものよりも「精神的」なつながりを、「サービス」よりも「サバイバル」を、「仕事」よりも「役割」を、「経済的支援」よりも「具体的な支援」というものを学ぶこととなります。また、自分だけでなくひとに奉仕することが求められます。
そして、イベント終了時には『元通り』自然をなにも破壊することなく、その地を去ることとなります。

ちなみに、バーニングマンに参加しながらのマーケティング活動などは禁じられており2019年のバーニングマンのイベントは8月25日から9月2日まで行われました。

世界中のセレブからも人気のイベントで毎年多くの著名人が参加していますがIT界の大物にも大人気で、テスラCEOのイーロン・マスク、グーグルの共同創業者セルゲイ・ブリンやラリー・ペイジ、フェイスブックのCEO、マーク・ザッカーバーグなども参加したと言われています。参加するにはチケットを入手しないといけないのですが、毎年発売して数時間で売り切れてしまいます。


参加者は下記10の約束を守らなければいけません。


Radical Inclusion:全ての人をリスペクトし、受け入れること。

Gifting:ひととなにかを交換する、あるいは何かを代わりに受け入れるためではなく、ひとに与えること。

Decommodification:商業的なスポンサーシップ、取引、広告などは禁じられており、経験により、消費するものではないものを追求すること。

Radical Self-relaiance:参加者の個性を発見し、個々の中にある資源ともいえるものを働かせること。

Radical Self-expression:個人あるいはグループで共同して個性を発揮することで自分のみならず人にも何かを与えることができる。また与える側は受け取る側の権利と自由もリスペクトしなければならない。

Communal Effort:創造的な協力や共同に価値をおき、創ること、引き上げること、社会的つながりを守ること、公共の空間を持つこと、芸術的な仕事、コミュニケーションの手段を持つように励むことで相互的な効果をもたらすこと。

Civic Resposibility:市民的社会に価値を持ち、コミュニティメンバーはイベントを作り、みんなのためによいことを行い、参加者の責任を果たせるよう努力する。そしてそこに適合した、状況に応じた、合衆国の規則に沿ったものとなるよう責任を果たさなければならない。

Leaving No Trace:環境に配慮すること。集まった場所に痕をのこしてはいけない。きちんときれいにもどして最初よりも良い状態にして去るようにしなければならない。

Participation:参加型イベントであること。個人的にも共同的にも心を通わせ、参加をして、誰もにオープンであり、心を開くようにしなければならない。

Immediacy : 今の経験を最優先すること。考えることだけではなく、行動をして、経験によって社会に参加して携わることを重んじること。




これだけ多くの人が熱狂するのは他では味わえない何かがあるのでしょう。
禁じられていることが様々ありますが、それを大変だと思うのではなく、楽しんで参加できるような人が集まるイベントですね。




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