サンクトペテルブルクのラグジュアリーホテル


ソ連崩壊当時、店先から物がなくなり、店舗の前には長蛇の列が並びました。その頃はサービスという観念自体がなく、ホテルも泊まれるだけ有難いというものでしたが、現在のロシアのホテルはそんな時代があったとは思えないほど、ラグジュアリーに素晴らしく進化しました。その際たるものがサンクトペテルブルクのホテルではないでしょうか。

ベルモンド グランド ホテル ヨーロッパ

 

サンクトペテルブルクの代表的なラグジュアリーホテルといえばここでしょう。世界を代表する高級列車オリエント急行を運営するベルモンドグループが経営するホテルです。各国の王族や政治家、セレブが愛してやまないホテルです。調度品の豪華さは言うまでもありませんが、一流のサービスとホスピタリティには定評があります。大理石製のバスルームもエレガントです。地下鉄ネフスキープロスペクト駅から徒歩2分の場所にあり、ショッピングや観光にも大変便利な立地です。このホテルの特徴の一つが金曜日の「チャイコフスキーナイト」。生演奏をバックにプロのバレエダンサーが「白鳥の湖」の一幕を踊ってくれます。マリインスキー劇場とはまた一味違う、身近なバレエを感じてみてください。また、もう一つの特徴として、サンクトペテルブルクでは唯一のキャビアバーがあり、世界50種類以上のウォッカとともに、極上のキャビアを味わうことができます。ホテル内でバレエ、キャビア、ウォッカとロシアの贅沢を味わい尽くせます。


 

フォーシーズンズ ホテル ライオン パレス サンクトペテルブルク

代表的なラグジュアリーホテルとして、もう一つ外せないのがこのホテルでしょう。2013年についにロシアにもフォーシーズンズが上陸しました。19世紀のロシア帝国時代を彷彿とさせる荘厳な雰囲気と、フォーシーズンズのブランド力が融合された最高級のホテルです。ホテル名にもなっている対のライオン像が迎えてくれます。パステル調な淡い感じの可愛らしくもエレガントなお部屋は、女性の心を鷲掴みです。まるでマリー・アントワネットになったかのような気分になれます。このホテルはイサク聖堂が目の前という好立地です。やはりイサク聖堂側の部屋が一番人気で、窓からは大迫力のイサク聖堂が見られます。白夜の時期には真夜中に深紅に染まるイサク聖堂の素晴らしい姿が見られます。ガラス天井のティーラウンジは開放感抜群です。ここで朝食をとるのですが、朝から高揚感に包まれるでしょう。メニューもピロシキがあったりとグローバルなものだけではなく、ロシアを感じさせてくれるものもあります。美味しいのは言うまでもありません。



ケンピンスキー ホテル モイカ 22

 

このホテルの素晴らしいところは、なんといってもその立地でしょう。エルミタージュ美術館の目の前です。世界三大美術館であるエルミタージュ美術館はサンクトペテルブルクに行ったら必ず立ち寄りたい場所です。人によっては丸一日あっても足りないというエルミタージュ美術館。美術に興味がある方なら、まさにぴったりのホテルです。お部屋もモダンで落ち着いた感じです。アンティーク家具とクラシックなマリンスタイルの内装。前述の2つのホテルはゴージャスさが特徴ですが、むしろホテルで寛ぎたいということでしたら、このホテルのほうがゆっくりできるかもしれません。バスルームが床暖房なのも良い感じです。このホテルに宿泊するなら、ぜひ最上階にあるレストラン「The Bellevue Brasserie」に行ってみてください。360°のサンクトペテルブルクの美しいパノラマを楽しみながら、シェフ自慢の料理をお楽しみいただけます。



ロッコ フォルテ アストリア ホテル

1912年創業の外資系ではないソ連時代も5星ホテルとして名を馳せた由緒あるホテルです。世界的に有名なバレリーナのマイア・プリセツカヤもお気に入りで、よく宿泊したようです。バレエが好きな方なら、ホテルに泊まりながら彼女に思いを馳せてみるのも楽しそうです。マリインスキー劇場も徒歩圏内です。ちなみにレーニンも滞在したことがあるようです。部屋は2013年に改装され、現在はモダンで少しポップなテイストの内装になっているので、部屋自体はそんな感じは全くしませんが、伝統のあるホテルならではの歴史が息づいています。その証拠にエントランスには数々の歴史人のネームプレートが飾られています。 建物は歴史あるクラシックな佇まいで、ロシア帝政時代を感じさせます。


 

コリンシア ネフスキー パレス ホテル

 

非常に重厚感のある建物で、内装も洗練されていて、期待を裏切らないホテルです。客室数388はサンクトペテルブルクの5星クラスのホテルでは最大です。全体的にエレガントにまとまっていて、部屋のゴージャス感よりも近代的な快適性を求める方にお勧めです。地下鉄マヤコフスカヤ駅から徒歩2分の立地なので、地下鉄を利用してアクティブに観光したいという方にお勧めです。ネフスキー大通りを見ながらの朝食は、よりアクティブな気分にさせてくれるでしょう。もちろん、シャンパンも用意されています。このホテルは部屋数が多いこともあり、5星クラスの中では、比較的ご料金がお安いことが多いです。フォーシーズンズなどに比べると、はるかにお安く泊まれる可能性が高いので、コストパフォーマンスの面からも良いホテルだと思います。


 

ザ タリオン インペリアル ホテル

 

18世紀の貴族の宮殿を改装しているため、インテリアがとても豪華です。柱の彫刻など、まるで美術館のようです。エリセーエフ家が使用していたダイニングやダンスホールがそのまま残されているので、歴史を知る博物館ともいえるかもしれません。ロシアンラグジュアリーを満喫したい方には、お勧めのホテルです。アンティークで統一されたお部屋は、スーペリアルームでもデラックスくらいのクラシカルなラグジュアリー感があります。そんな館内とは裏腹に屋上のプールは天井がガラス張りで、とても開放的です。晴れた日は本当に気持ちが良く、ホテルでも1番の自慢にしています。エルミタージュ美術館も徒歩で行ける距離で立地条件も抜群です。このホテルも「コリンシア ネフスキー パレス」と同様、5星クラスの中では、比較的ご料金がお安いことが多いです。コストパフォーマンスの面からも優れたホテルだと思います。


 

サンクトペテルブルクにはまだまだ素晴らしいホテルがたくさんあります。ぜひ観光だけではなく、ホテルライフもお楽しみください。 ※お部屋の写真はイメージとなります。カテゴリーによって変わります。








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