ノルウェーの秘境にある世界遺産


ノルウェーにある世界遺産の一つ、ウルネスの教会。この歴史ある木造の教会、ノルウェー語では”Urnes Stavkirke”といいます。ノルウェー語で”垂直に立った柱の教会”という意味です。ウルネスの教会が建設されたのは1130年頃、つまりヴァイキングたちによるヨーロッパ各地の襲撃が落ち着いて、スカンジナビアにキリスト教の文化と彼らヴァイキングの土着文化が習合したころ、とされ、「スターヴヒルケの女王」とも呼ばれています。この様式で建てられた教会は最盛期に1000棟以上あったとされますが、現在まで残ったのは28棟のみとなっています。

さて、このウルネスの木造教会の外側の壁面には古典的なウルネス様式による蔓のような装飾が施されていて、その装飾をよく見るとヴァイキングの信仰の対象だったドラゴンも隠れていたり。

そして驚くべきことに、この建物はヴァイキングの建築技術により釘が一本も使われておらず、すべて木材の組み合わせで出来上がっていて、それが建物に柔軟性を与え、現在まで生き残った理由とされています。

最後に、この教会は120mの崖の上にあり、そこから望むルストラフィヨルドは絶景!!なのですが!この世界遺産、交通の便が悪いこととても有名です。オスロやグドヴァンゲン、フロムなどから国内線でソグンダール空港へ向かい、そこから出ているバスに乗って、ソグンダール市街まで行きます。そこからソルヴォーンという町まで行くと、ウルネスまで1時間に1便、フェリーが出ているのでそれに乗り、少し歩くと木造教会まで辿り着くことができます。日帰りは可能ではありますが、ゆっくりじっくりと鑑賞して雰囲気を楽しみたい方にはおススメしません。一泊をしてでも見に行く価値は十分ある場所です!

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