ノルウェー・最果ての地


 北極海を運行する沿岸急行船『フッティルーテン』の終着駅でもあり、ロシアとの国境に近い町・ヒルケネス。鉄鉱石の露天掘りで発展し、辺境のイメージにもかかわらず町はきれいで建物も新しいものばかりです。

第二次大戦中にはナチス・ドイツとソビエト赤軍との間で戦闘が行われ、現在でも町には大戦中に造られた9,000人を超える人を収容できる防空壕跡(アナースグロッタ)があり、内部に入ることもできます。壕内ではヒルケネスの町の生い立ちや戦争による破壊、そこからの復興の様子が上映されています。

また、町のはずれにあるグレンセランド博物館では、ノルウェー・フィンランド・ロシアの三国が入り組んだこの複雑な地域の文化や歴史、自然などについてが展示されています。目玉は大戦中に撃墜されたソ連軍の襲撃機il-2の復元された機体です。館内にはヒルケネス出身の画家による美術館も併設されていて、そちらも併せて見学することができます。

そしてこの町の観光の目玉といえば、毎年夏の5月中旬から7月下旬にかけた沈まない太陽でしょう。深夜12時を周っても地平線にある太陽の様子は言葉にできません!
もし冬場にキルケネスまでわざわざ来たならば、「キングクラブサファリ」と「スノーホテル」は試してみたいところですね。キングクラブサファリは、北極海で冬でも採れる身の詰まった蟹”キングクラブ”を近隣の仕掛け地まで収穫しに行き、それをおなか一杯まで食べることができます。スノーホテルでは雪が積もって、溶けるまでという期間限定で私たちになじみの深い”かまくら”を巨大化して実際にすべて雪で作られた部屋に泊まれたり、これまた雪でくられたバーでお酒をたのんで体を温めたり。思い出づくりに最適ですね。

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