市内からバスで40分ほどのところ、メーラレン湖に面しているのがシグトゥーナ。
この町が歴史書に名前を表すのはだいたい980年ごろ。地形的に商業と外敵の侵入を防ぎやすいという点でこの町は優れていたため、この場所が描かれたのだとか。ヴァイキング時代から北欧連合の出来上がる前ぐらいまでが最盛期であり、現在でも町の至る所にルーン文字の書かれた石碑、古代の遺跡や古墳が点在しています。
またこの地は北欧の中でも最後までキリスト教が浸透しなかったスウェーデンの中で、一番最初のキリスト教徒の王様であったオーロフ・シェートコーヌングが即位した場所でもあります。この王様は町にキリスト教の教会を作るとともに同国初の貨幣鋳造と流通を行わせ、こうしてシグトゥーナは段々と知られるようになっていくのですが、繁栄は長くは続かないもの。
13世紀の末にもなると古ウプサラから都市機能が移転した現在のウプサラや現首都であるストックホルムの繁栄によって、そのその繁栄に終わりを告げてしまうのです。
現在では観光地としてはもちろん、首都ストックホルムの近郊としてベッドタウンとしてもひそかな人気を誇っています。
観光名所については次の記事にて!