やっぱりアンデルセンでしょうか。
今回は、スウェーデンで生まれ育った二人の女性作家についての記事です。
まず最初に紹介するのは作家、セルマ・ラーゲルレーヴ(Selma Lagerlöf)さん。
スウェーデン初であり同国の女性初のノーベル文学賞受賞者であり、現在のスウェーデンの20クローナ札には彼女の肖像画がプリントされているほど有名な方です。
彼女が今から110年ほど前に書き上げたのが『ニルスの不思議な冒険』です。

あらすじとしては、わんぱくで意地悪な子ども・ニルスが妖精に悪戯したために小人にされてしまい、手乗りの大きさにされてしまいます。これはそんなニルスとガチョウのモルテン、そしてガンたちがラップランド地方を目指して旅をする物語で、ニルスはこの旅を経て人間的に成長していきます。
この物語の背景として当時初等教育が義務教育化したスウェーデンで、子どもたちにもっとスウェーデンの美しい国土について楽しく知ることの出来る本が欲しい、という教育委員会の要望に加えて元先生だったラーゲルレーヴは物語としても出来の良いものを作り上げました。
次回、もう一人の童話作家についてもお伝えします!
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