【ブルガリア編】リラの僧院


日本ではヨーグルと同じ名前、、ぐらいの認知度の低い国ブルガリアですが、実は、知られていないだけで魅力がいっぱいある国です。
ヨーロッパにありながらどこかアジア的で異文化が混在した独特の雰囲気、国会沿岸のリゾート、満面にバラが咲き誇る谷、いまだに謎に包まれたトラキア人たちの遺跡群などなど。
そして何よりもブルガリア正教の総本山「リラの僧院」は、壁一面の壮大なフレスコ画を持つ世界遺産です。
 周りを標高2500メートル級の山々と葡萄畑とバラ園で囲まれ、閑静な石造りの家々が立ち並ぶリラ村を通りすぎ、さらに奥へと山道を進んでいくと突然僧院の門が現れます。



その門をくぐって敷地内に入ると、4階建ての住居のある外陣には、360ある僧坊、4つの聖堂、大修道院長室などが入り圧巻です。
(残念ながら立ち入り禁止ですが、敷地内の歴史博物館には入場可能です。)




敷地の中央の建物が聖母誕生教会で、1833年の火事で大半が失われてしまいましたが、民族復興様式で再建されて今の形となっています。
アーケードの壁や天井一面に描かれた36の聖書の場面やこの地方の生活の様子を表すフレスコ画は、民族復興期最高レベルのイコン画家たちが腕を奮って描いたもの。教会内に入ると、正面奥にあるのがイコノスタス(聖障)で、東方正教会の教会にはなくてはならないもの、とされています。
幅10メートルもあり、精緻な彫刻が施され、ブルガリア木彫芸術の最高傑作と言われるものです。

ソフィアから日帰りも可能なのでブルガリアをおとずれた際には是非。
バラと世界遺産の宝庫 ブルガリアの旅






ヨーロッパ周遊旅行の専門店 ユーロエクスプレス
ユーロエクスプレス

  • ブルガリア
  • 中欧
  • 世界遺産
  • リラの僧院
  • 僧院
  • リラ