グラン・クリュ街道80周年を祝いに


ワインの名産地として名高いブルゴーニュ。

黄金の丘(コート・ドール)」と呼ばれる丘陵地にはブドウ畑が一面に広がっています。そして、コート・ド・ニュイのジュヴレ・シャンベルタン村から南へヴォーヌ・ロマネ村までの10キロの間は、グラン・クリュ街道と呼ばれています。グラン・クリュとは最上級のぶどうを産出するぶどう畑の格付けのことです。そして今年はグラン・クリュ街道80周年を寿ぐ年となりました。

 

美味しいワインのティスティングを求め、グランクリュ街道を懐かしのヴィンテージカーでドライブをしに出かけましょう!

 

眼下に広がるのは一面ブドウの木々が整然と植えられている景色です。丘陵地のすべてが葡萄畑になっていて、フランスのワインの生産地として中枢を担っていることが一目で体感できます。



車を走らせること小一時間、ワイナリーへ到着です。

プジョーのヴィンテージカーにさようならを告げて、ワインのティスティング体験が始まります。

 


葡萄畑を見学、 歩き疲れて小腹がすいてきたころ、いよいよお待ちかねのティスティングタイムです。

地元の美味しいチーズやシャキュトゥリーが用意されています。ワインカーヴを想起させる石造りの居室でティスティングランチをいただきました。

 

こちらのワイナリーは宿泊滞在をしながら、ブルゴーニュワインを楽しめる充実した設備が揃っています。貸し切りでブライダルやパーティーも出来るそうです。ブドウがたわわに実る季節の景色はきっと美しいのでしょうね!


 

コートドールをひた走りブルゴーニュワインを味わったあとは、一路ボーヌへ向かいましょう。そんな「ボーヌ」の外せない見どころは、なんといっても「オスピス・ド・ボーヌ(ボーヌの施療院)」です。

 

 

時は百年戦争、戦争で傷つき、貧しさから病気になってしまった戦争被災者に向けてニコラ・ロランとその夫人ギゴーネが設立した施療院であり、またの名を「オテル・デュー(神の宿)」と呼ばれています。貧しい人々に食事と薬を提供するための財源として彼らが選んだのが、王侯貴族から寄進されたブドウ畑で作ったブルゴーニュワインでした。

 

 

ブルゴーニュ風のカラフルな瓦屋根の建物が迎えてくれます。博物館としてその歴史を今に伝えています。

 

中に入ると施療院と呼ばれるだけに、たくさんのベッドが並び、薬を作る場所や数々の医療品が並べられています。ワインが人々の命を救っていたとはとても興味深いお話ですね。

 

現在でも毎年11月の第三週末には「栄光の三日間」というワイン祭りが開催されています。チャリティーワインオークションが開催され先ほどご紹介したワイナリーではこのワインオークションで2009年オスピス・ド・ボーヌにて落札されたチャリティーワインとして、販売されたラベルがありました。このワインの収益は全てオスピス・ド・ボーヌの維持などに利用されています。ワインを買うのではなく、寄付をしてワインをいただくといった感じでしょうか。



オスピスドボーヌを出たらボーヌ市内のワインショップで絶品ブルゴーニュワインをお土産にひとついかがですか?

 

 








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