建物の屋根の両端には猫が2匹、ちょこんと座っています。
この猫たちにはどんな意味があるのでしょう?
もともとこの家には、中世に同業者たちが集って作る組合”ギルド”に加わりたいと思っていたラトビア人が住んでいました。
しかし当時のそのギルドはドイツ人限定。
彼は参加するための資格が十分あったにも関わらず、ラトビア人であることを理由に断られてしまいました。

そのことに腹を立てたラトビア人は抗議の思いをこめて、大ギルド会館にお尻を向けて座った猫をとんがり屋根に取り付けたんだとか。
可愛い意思表示ですよね。結局長い裁判を経て、そのラトビア人はお目当てのギルドに入れたそうです!
なので現在は猫たちのお尻の向きは変えられて、彼の家はコンサートホールとして利用されています。
この猫はリガの町のシンボルとして愛され、多くのお土産にデザインされています。
【猫の家 / Kaku Maja】
住所: Meistaru 19
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