11月11日に食べる伝統菓子ロガレ【ポーランド情報】


ポーランド西部の都市ポズナンには「聖マルチンのロガレ(Rogale marcińskie)」と呼ばれる100年以上の歴史を持つ伝統菓子があります。
ロガレは甘いケシの実のペーストが入ったクロワッサンのようなお菓子です。
ポズナンではこのロガレを11月11日の「聖マルチンの日」に食べるという慣習があります。

ロガレのはじまりは1891年の同日「聖マルチンの日」、菓子職人Josef Melzerがロガレを焼いて貧しい人びとに無償で振舞ったことだそうです。
彼は聖マルチン教会の司祭Jan Lewickiの説法で、「貧しい人に手を差し伸べよう」との言葉に共感し、ロガレを配ることを思いつきました。
この愛のある出来事以来、ポズナンの町では聖マルチンの日にロガレを食べるという慣わしが定着したようです。

「聖マルチン」という名前はポズナンのメインストリートの名前でもあり、毎年この日には大規模なパレードも行われるようです。
11月11日といえばポーランドの独立記念日なんですが、ここポズナンならではの楽しみ方があるようですね。
国民の祝日でもあるこの日、ぜひポーランドのお祭りモードを体験してみてださい!

重厚な歴史と自然が溢れるポーランドの旅








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