ポーランドの歴史が詰まった平和教会


ポーランド南西部のシロンスク地方には、三十年戦争の終結を象徴する2つの「平和教会」があります。
カトリック派とプロテスタント派の争いが終わったとは言え、その対立を感じるとてもユニークな建築になっています。

【歴史】

三十年戦争は、1618年に始まったプロテスタント(新教派)とカトリック派の最後で最大の宗教戦争です。
ポーランドは戦争終結後、カトリック派のハプスブルク家の支配下になりました。

しかしシロンスク地方では住民の9割がプロテスタントだったため、”寛容の場所”として3つのプロテスタント教会を造ることが許されました。
そのうち残っているのが「ヤヴォルの平和教会」と「シフィドニツァの平和教会」の2つです。

【見どころ】

2つの教会は1655年に建てられ、300年以上もの間大切に扱われてきました。
両方ともとても大きな木造の教会で、特に「ヤヴォルの平和教会」は座席数は約6000と世界最大の木造教会です。

一番の見どころはプロテスタント教会として課された厳しい建築条件です!
「耐久性のない建材しか使用してはならない」、「伝統的な教会建築様式を採用してはならない」などの条件が課されたため、木造かつオリジナリティ溢れる建築が見られます。


【ヤヴォルの平和教会 / Evangelical Church of Peace in Jawor】
公式HP:http://kosciolpokojujawor.pl/en/
住所:Park Pokoju 2
料金:大人10Zl、子供・学生4Zl
定休日:11月~3月(6名以上で事前予約をすれば見学可)

【シフィドニツァの平和教会 / Church of Peace in  Swidnica】
公式HP:http://kosciolpokoju.pl/en/
住所:pl. Pokoju 6
料金:大人10Zl、子供・学生4Zl
定休日:11月~3月(4名以上で事前予約をすれば見学可)

※2つの教会の移動には、ヤヴォル~シフィドニツァ間を運行するバス(2-3時間に1本、所要時間1時間)が利用できます♪

重厚な歴史と自然が溢れるポーランドの旅







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