3年に1度の大人気イベント!ベルギー・イーペルの猫祭り【2018年5月】


3年に1度、ベルギー西部に位置するイーペルという町で、<猫祭り>が開催されます!
待ちに待った2018年の開催日は5月13日(日)!
当日は、イーペルの人々が猫の姿に仮装し、町中は猫一色。その数なんと15000匹(人)!
まるでミュージカルの「CATS」の世界に迷い込んだかのような、興奮と熱気が町中を包みます。
 
町中を練り歩くパレードではお気に入りの猫(人)を見つけられるかも!?
クライマックスの<猫投げ>では人々の興奮も最高潮に!鐘楼の上から投げられる幸福の猫(ぬいぐるみ)をキャッチしようと、広場では人々が大騒ぎ。
そして最後には、魔女裁判を再現した<魔女(人形)の火あぶり>が行われます。


<イーペルの猫祭りの起源> 
時は1938年3月13日。ベルギー北西部の町イーペルにて、最初の猫パレード(のようなもの)が行われました。
 
9人の侍者を引き連れた道化師が、音楽を鳴らしながら市庁舎から鐘楼まで練り歩くという出来事だったのですが、その侍者たちがそれぞれおもちゃの猫を連れていたのです。
 
この“猫パレード”は、しばしの休止期間の後、カリヨンとトランペットの演奏とともに再開されました。
そして、道化師がおもちゃの猫を投げ落とすために鐘楼に登っていたとき、白と赤の紙吹雪がひらひらと舞い落ちていったと伝えられています。
 
第二次世界大戦の間、猫祭りは再び中止されていたのですが、1946年3月17日にささやかなパレードとともに再開されました。


<イーペルの猫祭りの発展> 
1930年代~1950年代にかけてイーペルの市長を務めていたJan Vanderghote氏は、このささやかな“猫パレード”をより大きなイベントにすることを夢見ていました。
そして、その夢は彼の後継者であり、1950年代~1980年代にかけてイーペルの市長を務めていたAlbert Dehem氏によって実現されることになります。
 
1950年代初頭、西フランダース地方各地で新たな民俗的なパレードが生まれ、大きな猫パレードを作るのにうってつけな時代が訪れます。
Dehem氏はこの機を逃しませんでした。
彼はイーペルの名士たちと協力して、豪華な衣装に身を包んだ1,500人ものエキストラによる、壮大なパレードを創りあげることに成功したのです。
その素晴らしいデザインは、今では仮面と山車に取り入れられています。
 
この壮大な猫パレードが初めて開催されたのは、1955年のレント(キリスト教の受難節)期間中の第2日曜日のことでした。


<イーペルの猫祭りの意義>
各主催者によって、猫祭りの意義は異なっていました。

Dehem氏にとっては、猫祭りは、大戦で地図からすっかり消え去ってしまったイーペルの町を地図上に取り戻すための理想的な手段でした。
 
Octaaf Musなど他の主催者たちは、大戦というトラウマの後、長らく姿を消していたイーペルの感情(Ypres feeling)を町の住民に取り戻してほしいと思っていました。
 
猫祭りという共通のプロジェクトは、町の人々の間に絆が生まれました。
 
イーペルが猫の街と呼ばれているゆえんは、もちろんこの盛大な猫祭りにあります。


 
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