「オリジナル」のクリスマスマーケットを見よう♪ その1


そろそろサマータイムが終わり、ドイツはこれから長い冬の時期に入っていきます。
天気も次第に晴れる日が少なくなり、日も短くなり、どうも旅行するにはおススメできない、そんな日々が続きますが…
11月末になるとクリスマスマーケット(Weihnachtsmarkt)が町に開かれ、町にはまた活気が戻ってくるようになります。

最近では日本でもあちこちで見かけるようになりました。内容を見ていると、モデルとなっているのはどうやらドイツのようです。
ドイツは日本よりも寒いため(南に位置するミュンヘンが札幌と同じぐらいな緯度ですからね)、雪に包まれた非常に幻想的な雰囲気を味わえる場所もあったり。
ある程度大きな町であれば、どこでも開催されるものですから、はしごをして地方性を楽しむのも面白いかもしれませんね。

さて、「オリジナル」のクリスマスマーケットとは一体どのようなものなのか、二回に分けてご紹介しようと思います。
まず一回目となる今回はいろいろな町の「見かけ」についてお話しましょう。

ドイツで最も知名度のあるクリスマスマーケットは恐らくニュルンベルク(Nürnberg)のものでしょう。
どの町でも通常はマルクト広場(市が行われる場所)で開かれるのが通例です。
ニュルンベルクはハウプトマルクトと呼ばれる聖母教会前の広場、ここが会場となります。
普段はこのような感じが…


クリスマスマーケット開催時期にはこのように屋台が並びます。

屋根の上にうっすらと雪が積もっていますね。この写真12月の頭ですが、ドイツでは雪は降るときは降る時期です。
寒い中暖かい食べ物や飲み物をほおばりながら、ブラブラ歩くだけでも楽しいものです。

ここに来ている皆さんもとっても楽しそうです♪(^^)

さて、寒いのに耐えられる方はほぼ確実に雪が積もるであろう地域のクリスマスマーケットを訪れることをお勧めいたします。
こちらの方が圧倒的に雰囲気がいいためです。
ただ、本当に寒いので相当の覚悟がいるのですが…

ザクセン州のチェコとの国境にエルツ山地という場所があります。ドイツでは有数の豪雪地帯。
ここにあるアンナベルク=ブーフホルツ(Annaberg-Buchholz)とシュヴァルツェンベルク(Schwarzenberg)という二つの町のマーケットをご紹介しましょう。

まず、低地に比べると圧倒的に雪の量が違います。歩くのに困難を極めるほど…



日が昇っているうちは雪の多さに面を食らってしまいますが、マーケットの醍醐味は日が暮れて辺りが闇に包まれ、灯りに火がともる頃。







こんなマーケットは日本でも、そして世界の他のどこかでも味わうことは滅多にないでしょう!
言葉足らずで申し訳ございませんが、ロマンチックであり自分がファンタジーの世界に迷い込んでしまったかのような幻想に駆られる…恐らく個人個人で受け取り方は違うのでしょうが、小説でも書けそうな気持ちになります。

百聞は一見に如かず。一度は「オリジナル」のマーケットを見てもらいたいものです(続く)









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