今回は中身。開催時期は都市によって異なりますが、基本はアドベント(クリスマスまで約4週間)期間内に行われることがほとんど。最も早ければ11月27日、最も遅い場合は12月3日から。でも、最近ではそれより前に始める場合が増えています。
ただ、ご注意して頂きたいのはクリスマス当日、クリスマス・イブには開いていないことです。だってお店の人もお祝いしなくてはいけませんからね。
屋台で売られているものはいろいろあります。何でもありの日本のお祭りの出店に比べれば、バリエーションが少なくなっています。
ほとんどが飲食店と考えていいかもしれません。この時期は寒い日が続くために、体を温めてくれるグリューヴァイン(ワインを温め、シナモン、オレンジピールなどの香辛料を加えたもの)や温かいスープや煮物系、そしてやっぱりソーセージなど。
(↑ジャーマンポテトとソーセージと、ケールの煮込み…ドイツらしいものを詰め込んだ感じ。見かけがちょっと…)
グリューヴァインはそれぞれの町のカップで提供されることが多く、最初にデポジット(返却すればお金が戻ってくる)を払っているため、逆に言えばデポジット分を諦めれば、そのカップが持って帰れると…中には非常にかわいいものもあるので、いろいろな町を回って、いろいろなカップを集める方々もいらっしゃいます。
(左からブラウンシュヴァイク、ボン、フライベルク/エルツ山地のもの)
ワタクシも同じことをしていましたが、かなりかさばるので、途中であきらめました…一つや二つぐらいならちょっとしたお土産になると思います。
後、代表的なものとしてクリスマスのオーナメント(飾り)を売っているお店など。こちらは観ているだけで結構楽しめます。
小さなものだったら持って帰ることが出来ますが、以下の写真のような大型のものは...さすがに無理ですね。心の中の思い出に残すだけにしましょう…
こんなものもよく見かけます。
これはレープクーヘン(ジンジャーブレッドのようなもの)で作られていて、これもクリスマスを代表する、お菓子。ニュルンベルクのものが恐らくドイツで一番有名なものだと思いますが、ドイツの西にあるアーヘンのプリンテンもかなり有名なので、お土産にピッタリかもしれません。
ここのクリスマスマーケットもかなり雰囲気のいいステキなものなので、オススメ。
最近はなんとなーくですが、ドイツのクリスマスマーケットも商売っ気が出てきた感が否めませんが、やっぱり夜のライトアップされた雰囲気は日本では絶対に表現できないと思います。
そんな「本場」を是非とも、(今年は無理かもしれませんが)「本場」で味わってもらいたい、そう思います。