ルクセンブルグ銘醸ワインの産地 シェンゲン 


ルクセンブルクの地方都市、シェンゲン。

この街の名は、1985年にモーゼル川のプランセス・マリー=アストリ号の船上で、シェンゲン協定が調印されたことで広く知られるようになりました。 フランス、ドイツそしてベネルクスの国々との境にあるという理由で国境なき場所として象徴的なこの地が調印の場として選ばれました。四か国に跨る川の上で調印とは粋な計らいですね。この協定のおかげで、その協定締結国の人々は国境を越えてもパスポートは不要で、他国でありながら働くことが出来たりもします。

そんな、政治的に一躍有名となったこのシェンゲンという街ですが、実はワインの産地として名高いのです!皆さんはご存知でしたか?





2000年以上前からワイン造りが行われてきたモーゼル川西岸約40kmにわたり葡萄畑が続いています。気候が穏やかで、暖かく日照に恵まれた場所で、ワインの原料となる葡萄がすくすくと育ちます。モーゼル渓谷最大斜面60度に位置する葡萄畑には機械が入っての作業ができないためほとんどが手作業という贅沢なワイン。美味しい辛口白ワインがとりわけおすすめとか。



ルクセンブルクワインは生産量が限られるため自国で消費されてしまうそうで日本への輸出量もわずか
ぜひとも、現地に行ってワイナリーを訪問しながら味わってみたいものです。



ルクセンブルク王室御用達ドメーヌ・ド・ティルのワイン「シャトー・ド・シェンゲン」に貼り付けられているラベルは、かのフランスの文豪ビクトル・ユゴーが描いたイラストになっています。ユゴーはシェンゲンがお気に入りで、何度も足を運んだ様子。





旅行者である私たちもシェンゲン協定の恩恵を受けて、ベルギーの首都ブリュッセルから、アルデンヌの森を抜け、ドイツへと入りモーゼル川沿いをドライブして、一路ルクセンブルクのシェンゲンへ。その後、フランスのランスでシャンパーニュを味わう。そんな陸続き4か国ボーダレス旅行をしてみるのもいいですね♪

写真出典:http://www.inspiringluxembourg.public.lu/en/outils/photos/index.html







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