ロンドンの東側、テムズ川沿いにあるエクセル展示会センターで行われる同展示会には、180カ国以上の国々から旅行業界に携わる5万人以上の人が一堂に会し新たな取り引きを求めて訪れます。
WTMは欧州からアジア、北米、中東、アフリカまであらゆる地域の旅行・ツアーが展示され、世界の旅行業界のトレンドを知ることができる貴重な機会。華やかで規模の大きなブースからはその国の意気込みや注目度も垣間見えます。ブースの見栄えやデザインも評価され、競い合うように華美なブースデザインが並びます。。
ヨーロッパでは、イタリア、フランスを始め大きなブースを構えていましたが、その中でギリシャが最も大きなブースを出展していました。今後のトレンドとしてギリシャの島々を巡るツアーなどが注目されるかもしれません。プレス関連では世界のメディア関係者が集まっているので、この辺りのドレンドが発信されて行くと想像できます。
そんな華やかな各ブースでは交渉にも熱を帯び、とても活気に満ちた雰囲気となっていました。また旅行業界のテクノロジー関連など最新のシステムを展示するブースも充実。インターネットが介在する中で顧客のロイヤルティをいかに獲得するか、トラベルブロガーなどインフルエンサーの影響力、ソーシャルメディアによるマーケティングに関する最新事情などについてプレゼンテーションも多数組み込まれていました。
他にも業界トレンドや環境と旅行の持続可能性についてや、業界を目指す学生達のセミナーなどアカデミックなイベントも組み込まれており、産業としての旅行業を様々な角度から見られるようになっています。
また旅行客のニーズとしては、観光地を巡るカルチャーツーリズムからスポーツツーリズム、アドベンチャーツーリズムなど体験型の旅行へとニーズが変化していると言われます。今後は健康を求める世界的な中間層の増加によりウェルネスツーリズムのニーズも大きく伸びると予想されています。新しいイベントや体験、あるいは健康増進など、これまでの見て聞いて学ぶから、体験して感じる旅行が求められていくのかと想像されます。
来年はギリシャエクスプレスが新たに始まります。ギリシャで新しい体験ができる少し深い旅を展開していきますので、是非注目して頂ければと思います。

エクセル展示会センター会場入り口
イタリアブース
ドイツブース
フランスブース
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ロシアブース
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イギリスブース

プレゼンテーション風景(大会場)
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プレゼンテーション風景2(小会場)