ベルギーのアールヌーヴォー&アールデコ



 ベルギーに来たら見逃せない、アールヌーヴォー&アールデコ【Art nouveau & Art Deco 】についてご紹介いたします。

アールヌーヴォーは、イギリスのアーツ&クラフト運動をうけながら、アメリカやヨーロッパで起こりました。
絵画で言うと、アルフォンス・ミュシャがアールヌーヴォーを代表するグラフィックデザイナーです。

アールヌーヴォーの中では、ミュシャの作品が有名で、一度は見たことある方も多いかと思いますが、グラフィックデザインだけでなく、建築物や家具などにも多く取り入れられています。

アールヌーヴォーは芸術性が求められ、曲線的で花や植物がモチーフとなっており、装飾が多いのが特徴です。


なぜベルギー・ブリュッセルがアールヌーヴォーで知られているかというと、アールヌーヴォーを初めて建築に取り入れたヴィクトール・オルタの建築物をはじめ、多くのアールヌーヴォー建築が残っているからです。なかでもタッセル邸はアールヌーヴォー様式の最初の建築物であるといわれています。


ブリュッセルでアールヌーヴォー建築を見に行くなら、ルイーズ広場へ行ってみましょう。歩いてみるとアールヌーヴォー建築を見つけられます。
ヴィクトール・オルタの家であったオルタ美術館は世界遺産にも登録されており、建築から家具までアールヌーヴォーがたくさんつまった場所となっています。
その他にも、アールヌーヴォーの建築家、ポール・アンカール邸や画家のルネ・ジャンセンの家シャンベルラーニの家アノン邸などが見つけられます。タッセル邸もこのエリアに位置しており、アールヌーヴォー建築が多く見られ、散策するだけでも楽しめます。



一方、アールデコはアールヌーヴォーのあとに栄え、アメリカやヨーロッパで流行した装飾様式です。アールヌーヴォーに見られる華美な装飾を省いた、シンプルで合理的・直線的なデザインが特徴で、幾何学模様がモチーフです。
アールデコはフランスで発祥し、その後アメリカで取り入れられ、ヨーロッパにも広まりました。


アールデコの代表的な建築物はアメリカ、ニューヨーク・マンハッタンの摩天楼です。
日本にもアールデコの影響を受けた建築物があり、東京都庭園美術館(旧朝香宮邸)がその一つです。


ベルギーではこのアールデコの時期に建てられた建築物も多いので、アールデコの建築も多く見つけられます。
ブリュッセルでは、国立コーケルベルク大寺院が代表的です。世界で5番目に大きい寺院となっています。
その他には、パレ・デ・ボザール、アルシデュック、ヴァン・ビューレン美術館などがあります。



ブリュッセルではアールヌーヴォーとアールデコを同時に見つけることができます。
また、毎年春には「アールヌーヴォー&アールデコ・フェスティバル」が開催されています。
このイベントでは、普段公開されていないアールヌーヴォー・アールデコ建築が期間限定で特別に一般公開されるイベントとなっています。


ぜひベルギーでアールヌーヴォー・アールデコ建築を堪能してみてはいかかでしょうか?

☆アールヌーボー&アールデコフェスティバルのツアーもご用意しております☆

【2018年3月】アールヌーボー&アールデコ・フェスティバル見学ツアー 4日間

【2018年3月】アールヌーボー&アールデコ・フェスティバル見学とブルージュ&アントワープを巡るアートな5日間

【2018年3月】アールヌーボー&アールデコ・フェスティバル見学 ベルギー・フランスのアールヌーボー散策 7日間









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