プラハの天文時計の意味とは?【チェコ情報】


プラハの有名な観光スポットの1つ、旧市庁舎塔の天文時計
天文時計とは、現在時刻に加え、太陽や月、惑星など天体の現在位置のわかる時計のことです。
その多くは中央に位置する地球の周りを天体が動くもので、コペルニクス以前の宇宙観であった天動説に基づいて作られています。

プラハの天文時計は、天文時計のなかでも有名なものです。
そのルーツには諸説ありますが、やはり天動説の時代、15世紀頃に作られたと考えられています。

縦に2つの時計盤が並んでいて、上は天体の動きと時間や年月日を示すプラネタリウム、下は農村における四季を描いた暦を示すカレンダリウムと呼ばれます。

プラネタリウム

金色の手が指す一番外側のローマ数字がプラハ現地時間を表します。
針についた金色のモチーフは太陽、銀色の球が月です。
背景の上半分の青色は青空を表し、日中は太陽がこの青いエリア、夜には黒色の部分に位置するようにできています。
時計の両脇にある像はそれぞれ虚栄心、貪欲、死神、異教徒の侵略という4つの恐れを表すと言われます。

カレンダリウム

カレンダリウムは黄道12宮の星座と、農村における四季の作業を描いた暦で、1日にひと目盛動きます。
1870年に作られたそうで、プラネタリウムよりもかなり新しいと言えます。
両脇の像はそれぞれ歴史記録者、天使、天文学者、哲学者をあらわします。

この時計は9:00-23:00の間、毎時ちょうどになると仕掛けが動き出します。
天使の両脇の窓が開きキリストの12使徒が現れ、最後には時計の一番上の鳥が鳴きます。
仕掛けが終わると塔の上でトランペットが吹かれ、観客から拍手がおこるとか

【旧市庁舎の天文時計 / Orloj】
公式HP:www.staromestskaradnicepraha.cz (日本語)


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