ドイツ式のアールヌーヴォーというだけあって、曲線や植物文様を多用した豪華な装飾を特徴とします。
ラトビアの首都リーガは、このユーゲントシュティール建築の宝庫と言われているんです。
リーガの建築ラッシュと、この芸術様式の流行が重なったことから、中心地の建築の約4割にユーゲントシュティール建築が見られます。
リーガのユーゲントシュティール建築の第一人者と言えるのが、ミハイル・エイゼンシュテイン(1867-1921)。
有名なソビエト映画監督のセルゲイ・エイゼンシュテインの父でもあります。
アルベルタ通りに集まる彼の作品を巡れば、この建築様式の特徴を掴めることと思います。
アルベルタ通り4番地(1904年)
最も完成度の高いユーゲントシュティール建築の一つと言われる。

アルベルタ通り8番地(1903年)
珍しい青レンガが使われた、装飾の見事な建築。

アルベルタ通り13番地(1904年)
動植物、喜怒哀楽を示す人面などがかたどられた無数の彫刻が見られる。

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