トーベ・ヤンソンについて【フィンランド情報】


フィンランドといえばムーミン
ムーミンの生みの親、トーべ・ヤンソンはヘルシンキ生まれの作家です。

フィンランドの公用語はフィンランド語とスウェーデン語で、トーベ・ヤンソンは人口の約5%ほどと言われるスウェーデン語社会で育ちました。
少数民族で育ったその生い立ちが、ムーミンなどの作品に見られる独特の陰影を生み出しているとも言われます。
ムーミンはトロールという北欧独自の生き物ですが、トロールはスウェーデン語で妖精でも妖怪でもない不思議な生き物、といった感じです。

トーベ・ヤンソンは、ムーミンがあまりにも有名なため、童話作家というイメージを抱きがちです。
しかし大人向けの作品もたくさん残していて、北欧では人気の高い作家なんです。
また、ムーミンというキャラクターが生まれた経緯には、政治風刺雑誌「ガルム」が関わっています。
彼女は雑誌が廃盤になるまで20年以上、表紙画を描き続けました。
特に第二次世界大戦前後のファシズムの風潮に対し、政府の調査にも負けず、風刺画で論争問題を書き続けました。

ヘルシンキ市美術館(HAM)
では2016年にトーベ・ヤンソンの常設展がオープンしました。
ムーミンの原画のほか、彼女の大作である2枚のフレスコ画が展示されています。

またナーンタリにあるムーミンワールドは、小さな島をまるごと利用して作った大規模なテーマパークです。
ムーミンハウスやスナフキンのキャンプなどが再現されていて、子供も大人も楽しめます。
夏期のみの営業ですが、期間外でも敷地には自由に入ることができます。

フィンランドに行く前に彼女の作品を読んでみると、トーベヤンソンの世界を一層堪能できることでしょう。

【ヘルシンキ市美術館 / Helsinki Art Museum
住所:Eteläinen Rautatiekatu 8
時間:11:00-19:00
定休日:月曜
公式HP:https://www.hamhelsinki.fi/ja/(日本語)

【ムーミンワールド / Muumimaailma】
アクセス:ナーンタリの旧市街とムーミンワールドを巡回するムーミン・トレイン、バスでアクセス可能。
2018年の開園時期:6/9~8/12の10:00-18:00、8/13~26の12:00-18:00
公式HP:http://www.moominworld.fi/(英語)

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