ツール・ド・フランスのルート沿いの町~ 「エスプレット」


 ツールドフランスのハイライトの一つ第20ステージ個人TT、今年はバスク地方サン・ぺ湖~エスプレット間で行われます。
ツールドフランスの実質的な最終順位を決定づけるこのステージは全長31キロで、このフレンチバスクでツールドフランスが行われるのは12年ぶりとなります。
山岳地帯のバスクらしい起伏に富んだ地形を選手たちは個人タイムを競って駆け抜けます。

この第20ステージのハイライトとなるのが、全長900メートルの平均勾配10%で最大勾配は20%を超える、ゴール地点手前3㎞に位置するコル・ド・ピノディエタです。
この急勾配が過酷なアップダウンを走り抜けてきた選手たちとって巨大な壁となって立ちはだかるのは間違いないでしょう。

そしてこの難関を超えたところで選手たちを迎え入れるのがゴール地点の村エスプレットです。
スペインとの国境に近い人口2000人ほどの赤と白を基調とした可愛らしい小さな村で、秋になると村のいたるところで村の特産物である唐辛子が軒先に吊るされているのを見ることが出来ます。

この村で作られた唐辛子はエスプレット唐辛子と呼ばれフランスでは至る所で使われています。
村の見どころとしては現在では市役所として使われているエスプレット城と素朴な佇まいのサンテティエンヌ教会、そしてバスク地方らしい町並みです。
またせっかくのこの機会にバスク地方の郷土料理AXOA(アショア)を試してみるのもいいでしょう。
羊の肉のミンチ、玉ねぎ、唐辛子、ニンニク、野菜等を白ワインで煮込んだ料理でこの地方特有の家庭の味を是非ご賞味ください。

きっと風光明媚な景色と澄んだ空気に囲まれてフランスの田舎町の雰囲気を味わえるでしょう。
是非フランスのまた違った側面を見に訪れてみて下さい。






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