ドイツの様々な観光鉄道


最近日本では観光鉄道が注目されています。
高級感溢れる宿泊可能なものだったり、美味しいお食事を美しい車窓からの風景を見ながら楽しめたり…JR、私鉄を問わず、様々な趣向を凝らして集客を目指していますね。
ドイツ国内にも、そういった観光鉄道が幾つか存在します。鉄道好きな方々は是非とも参考にしてみて下さいね。

【No.1 ネロベルク登山鉄道(Nerobergbahn)】

フランクフルトの西にある、ヘッセン州の州都ヴィースバーデン(Wiesbaden)。 この町には世界でも珍しい鉄道があります。 市内から少し離れた所にあるネロベルクという山へ登る登山鉄道の動力はなんとただの水! 仕組みは簡単。上と下の車両がケーブルで繋がれており、上の車両のタンクに水を入れ、その重みで上の車両は下へ、下の車両は上へと移動。下に着いたらタンクの水を排出する。また上の車両のタンクに水を入れる。これを繰り返すだけ。 120年以上の歴史を持つ、このエコの極みの鉄道面白いですよ♪

【No.2 モリー(Molli)】

正式名称はメクレンブルク海岸鉄道モリー。 バート・ドーベランからバルト海に面するキュールングスボルンまでを結ぶSL。 この鉄道の特徴は、町の中(バート・ドーベラン)を走るということ。 黒い煙をモクモクと出しながら、町の中を走る姿は何とも不思議な感覚。 ドイツ鉄道の駅と隣接していることから(ロストックーシュトラールズント間)アクセスも良いため、北ドイツに行かれる方には是非ともお勧めしたい鉄道です♪

【No.3 ハルツ狭軌鉄道(Harzer Schmalspurbahn)】

ドイツ中部、ハルツ山地最高峰であるブロッケン山へ向かう登山鉄道(とはいえあまり標高は高くないですが)。 ヴェルニゲローデ、クヴェトリンブルク(ともにザクセン=アンハルト州)、ノルトハウゼン(チューリンゲン州)からこの鉄道に乗車できます。 ゲーテの「ファウスト」にも登場する魔女伝説、ブロッケン現象などで有名なこの神秘の山に登ってみるのも乙かもしれませんよ♪ 

【No.4 ホーエンツォレルン地方鉄道(Hohenzollerische Landesbahn)】

文字通り、ホーエンツォレルン城がある辺り(シュトゥットガルトの南)を走る鉄道。 定期的(つまり毎日)運航している路線もあれば、時期的にしか走らない路線もあります。 アイアッハ(Eyach)とヘッヒンゲン(Hechingen←ホーエンツォレルン城の最寄り駅)を結ぶ路線は夏の期間の日曜日しか運航していません。 車両は写真の通り、かなりレトロなもの。でも、自転車と一緒に乗ってかまいません。 この鉄道でハイガーロッホという美しいお城を持つ谷間の町へ行くことが出来ます(普段はバスでしか行けません)。

【No.5 ブルゲンラント鉄道(Burgenlandbahn)】

ザクセン=アンハルト州南部にブルゲンラント地方(ブルク、ブルゲン=お城)という所があります。 この辺りを走る鉄道はとってもコンパクトで可愛らしい車両です。 (ただ、利用客が少ないから大きくする必要がない?) 恐らくドイツ国内で、定期的に運航する鉄道の中でもっとも小さい車両なのではないでしょうか? 景色のいい場所を小さな車両でのんびりと移動するのもローカル電車のいいところです。癒されます♪






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