ベルンから南インターラーケンに向かう電車に乗ると、ほどなくトゥーンの町に到着。トゥーン湖を左手に見ながら湖沿いに城が建つのどかなシュピーツにさしかかると、前方右手に三角形の山が見えてきます。ニーセン山(2362m)です。ホドラーやクレーが何度も描いている山です。ベルン出身の２人の画家にとっては、馴染み深い山だったのでしょう。特にホドラーは両親を亡くしてから、トゥーンで修行をした時期があります。
山頂には１８５６年創業の山岳ホテル兼レストランがあります。山頂駅へはシュピーツでブリーク方面の列車に乗換え２駅目Muelenen（ミュレーネン）で下車。下りて徒歩５分のところにケーブルカーの駅があります。急勾配を登って３０分。山頂駅に到着！こちらの展望台は外国人よりも、スイス人家族が多いです。冬はスキーに、夏はハイキングにとベルン州の市民の日帰り遠足の場となっています。ニーセンはスイスでは珍しい独立峰の山なので、３６０度山頂からの展望が素晴らしいのです。展望台の南側はベルナーアルプス、北側はジュラ山脈まで望めます。
ユングフラウ地域へ既に行かれた方は、２度目のご旅行には地元の人が愛するNiesen山に出かけてはいかがでしょうか？
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