アルプスの秋祭り


アルプスの秋祭り。スイスでは夏の4ヶ月間、牛を山のアルプ(牧場)に放牧します。牧夫達が牛を預かり、毎日搾乳して山小屋でチーズを作ります。秋になると牛を麓に連れて下ろします。アルプアプツーク(牧くだり)と呼ばれています(フランス語地域ではデザルプ)。同時に山小屋で作ったチーズを分け合います。乳量に応じて牛の所有者にチーズを配る儀式です。これらはアルプスで暮らす人々が大切にしている伝統行事。大きなチーズが一堂に並べられ圧巻ですよ。お祭りの会場ではチーズや食べ物、ワインの屋台がならび賑やかに秋祭りが行われます。

アルプアプツークの秋祭りはスイス各地で行われますが、ここではインターラーケン地方の2つのお祭りをご紹介。
1つ目は、インターラーケンから列車で30分ほどのマイリンゲン/ハスリべルクの上にある村メーギスアルプ。
ヨーデルやアルプホルンなどの演奏を聞きながらチーズや肉料理、ワインを楽しんでください。今年は9月8日土曜日開催。悪天候の場合は翌週土曜に延期されます。メーギスアルプ秋祭り


2つ目はトゥーン湖の北側に位置するユスティス谷。
1739年から続いているお祭りです。チーズを分け合った後、アルプから麓へ牛を連れて下りて行く牧下り(アルプアプツーク)がスタート。その年一番のミルク量を誇った牛が花輪で美しく飾られます。お祭りの会場では、民族衣装に身を包んだ人々が集まり、ヨーデルやスイスオルガンも演奏されます。9月21日金曜日10時半から開催。ユスティス谷の秋祭り


メーギスアルプ(Maegisalp標高1780m)へはインターラーケンオスト(InterlakenOst)駅からルツェルン(Luzern)行きの列車に乗り、マイリンゲン(Meiringen)で下車、ケーブルカーでハスリベルク・リューティ(Hasliberg Reuti)乗換えメーギスアルプへ。またはインターラーケンオスト駅からの列車をブリューニック・ハスリベルク(Bruenig Haliberg)で下車、バスでハスリベルク・リューティへ。そこからケーブルカーでメーギスアルプへ。インターラーケンオストから約1時間半です。


ユスティス谷へはベルン(Bern)からトゥーン(Thun)まで20分。トゥーンからジグリズヴィル(sigriswill)までバスで25分。ジグリスヴィル(Sigriswil)から会場Groenまで朝7時半から往復バスが出ます。



夏の終わりに、アルプスの伝統行事に参加してみてはいかがでしょうか?地元の人と共に祝うお祭りは忘れられない思い出になるでしょう。スイスエクスプレスでは、ご旅行中にお客様が必要な日だけ送迎車を手配しております。また日本語ガイドさんも手配可能です。興味はあるけど、行くのが難しいかなと思われたら、お気軽に一度ご相談ください。








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