塩の宮殿!世界遺産「ヴィエリチカ岩塩坑」【ポーランド情報】


ポーランドはクラクフの南東約15kmにある小さな町ヴェリチカ。この町の地下には、1250年ごろから1950年代まで稼働していた世界有数の大規模な岩塩採掘場「ヴィエリチカ岩塩坑」があります。
その美しさはまさに宮殿。そして厚い夏のシーズンでもここはひんやり涼しく快適に観光できます。

地下の採掘場は坑道が複雑に入り組んでいるので、ある程度の人数をまとめてグループを組み、ガイド付きのツアーで回るシステムになっています。採掘の様子が人形や模型などを使って再現されているほか、岩塩で作られた王の像や小人の像、採掘工の像、コペルニクス像などが並べられています。壁や天井からは鍾乳石のようにつららが垂れ下がり、滴り落ちる水滴は全て塩水です。
見学コースの途中には、採掘跡の巨大な空間を利用した礼拝堂から、バレーボールやバスケットボールのコートまで設けられています。礼拝堂の天井からは華麗なシャンデリアが下がっていますがこれも全て塩の結晶で作られたものとなっています。毎日決められた時間に音楽とライトアップのショーが行われます。また、この礼拝堂では、現在も日曜になるとミサが行われています。さらに、ここの空気は塩分を含んで殺菌作用があり、健康によいそうです。坑内にはぜんそくなど呼吸器疾患治療のための地下保養所もあり、療養のため世界中から多くの人々が訪れるそうです。


7~9月は繁忙期のため、事前予約をおすすめします。是非ヴィエリチカ岩塩坑で塩と光の神秘的な世界をご体感ください。







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