聖なる地、十字架の丘【リトアニア情報】


リトアニアの北部シャウレイには、十字架の丘と呼ばれるリトアニアの聖地があります。
様々な十字架が丘を埋め尽くし、その光景は圧巻です。

このような十字架が建てられるようになったのは、1830年に起きた11月蜂起がきっかけでした。ロシア帝国に対する反乱で亡くなった犠牲者に祈りをささげるため、遺族が十字架を立てたのが始まりだそう。遺体は埋められていないので墓地ではありません。ソ連時代には、ソ連軍がブルドーザーで十字架をなぎ倒すということもありましたが、リトアニアの人々は暴力には訴えず、すぐに十字架を立て直したそうです。

独立を回復した現在は、国内外から十字架をささげる人がこの地を訪れ、その数は年々増加しています。
十字架の丘は「リトアニアの十字架の手工芸とその象徴」として、2008年にユネスコの世界無形文化遺産に登録されました。

アクセス
シャウレイまではヴィリニュスから鉄道が1日約3便、所要時間は約2時間半。ヴィリニュスからバスが1日10本以上、所要時間は約3時間半。カウナスやクライペダからもバスが出ています。※本数や所要時間は変更することがあるため、現地で事前にご確認ください。
十字架の丘まではシャウレイからヨニシュキス(Joniškio)行きのバスに乗り、ドマンタイ(Domantai)で下車。※本数や時刻などは変更することがあるため、現地で事前にご確認ください。










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