伝統家屋「ターフハウス」【アイスランド情報】


ターフハウスとは芝屋根の住居のことを指します。その歴史はアイスランドの入植が始まった9世紀までさかのぼります。

主な材料は芝と枠組み用の木材。芝は断熱効果があり、19世紀まで石油やストーブが使われていなかった寒冷なアイスランドでは、とても重要な役割を果たしていました。なお、木材は厳しい自然環境で手に入りにくかったため流木を使用していました。面白いのはターフハウスに使われる材料を見るとその家の裕福度が分かるという点です。裕福な牧師の家の床は木材が敷き詰められていますが、庶民の家の床は土を使う、といった違いが見受けられます。
現在はほぼ使われていないターフハウスですが、レイキャビクの東にあるアゥルバイル野外民族博物館で見ることができます。

☆アゥルバイル野外民族博物館

国内各地から昔の教会や古い漁師の家など、20軒以上の歴史的建築物が移築されています。ターフハウスの中に入ることもでき、当時の生活を垣間見ることができます。スタッフは伝統衣装で出迎えてくれ、バターやスキール作り、ドリル体験などの体験プログラムもあります。

所在地: 4, 110, Kistuhylur, Reykjavík, アイスランド
時間: 月~日 10時00分~17時00分
電話: +354 411 6304








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