エカテリーナ2世の夢の離宮ツァリーツィノ


2007年に建都860年を記念して再現
16世紀よりこの土地は知られており、その頃はツァーリのボリス・ゴドゥノフの妹、イリナ・ゴドゥノヴァによって所有され、ボゴロツコエと呼ばれていました。

17世紀にはロシアの名門貴族ゴリツィン公爵家のものとなりました。1775年には偶然ここを通りその美しさに魅了されたエカテリーナ2世がここを買い取り「皇后の」を意味する現在の名へ地名を変えました。1776-85年に建築家のワシリー・バジェーノフはエカチェリーナ2世のため宮殿を作るも、完成間際、女帝が訪れた際女帝は「暗すぎるし、窮屈」として住居としては却下し宮殿を取り壊すよう命令し、バジェーノフは解雇されました。バジェーノフの建築した宮殿の一部分は公園内で今も姿をとどめています。

1786年マトヴェイ・カザコフが新しい宮殿の建築プランを計画し、エカテリーナ2世に認可されると、彼の監督の下1796年女帝の死までは建築が続けられました。女帝の後継ぎとなったパーヴェル1世は宮殿の建築に興味を示さず、巨大な宮殿は未完のまま200年間あり続けました。その後2005-07年に拡張工事が行われ、ついに完成しました。現在公園には宮殿、歴史、建築や美術の博物館が美しい森や湖沼に囲まれてたたずんでいます。

大宮殿は装飾的なゴシック様式と収容率の大きい古典様式を組み合わせた建物となっています。建設時の計画通りの姿がほぼ復元されました。

モスクワからのアクセス
モスクワ中心部からメトロ2号線に乗り、ツァリーツィノ駅まで約25分。駅から徒歩10分。

所在地: Dol'skaya Ulitsa, 1, Moskva, ロシア 115569

時間: 定休日(月)
11時00分~21時00分(火~金, 日)
11時00分~22時00分(土)

電話: +7 499 725-72-87








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